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防災列島技術が支える――警備サービス、役割は年々大きく(マンスリー編集特集)
警察庁の調べでは2009年の刑法犯認知件数は08年比6・3%減の170万3044件、侵入窃盗の認知件数は14万8488件で同4・2%減った。とはいえ"体感治安"は改善していない。警備保障の果たす役割は年々大きくなっている。
賃貸住宅に住む人に安心を――。大和ハウス工業は8月、綜合警備保障(ALSOK)と提携して全戸に防犯システムを備えた賃貸住宅を発売した。2階建ての「セジュールウィット―S」、3階建ての「セジュールオッツ―S」で、オンラインのホームセキュリティーシステムを標準搭載した初めての商品だ。24時間態勢で監視し、異常が発生した場合は20分以内にガードマンが駆けつける。
窓には防犯ガラスを採用し、録画機能付きのカラーテレビインターホンなども搭載。踏むと音がする防犯砂利や防犯カメラなども取り入れる。安心を住宅の付加価値にしたわけだ。
このシステムがALSOKの「ホームセキュリティα」。導入費無料のゼロスタートプランがあり、月額を5000円台半ばに抑えた。「α」の貢献で同社の10年3月期の個人向け機械警備の契約件数は前の期比約7・7%増えた。
ホームセキュリティーは日本全体でも普及率がまだ2%程度。各社が価格を抑えた新商品などを投入して開拓を目指している。
人々の安心や安全を脅かすのは窃盗犯だけではない。情報セキュリティーも企業にとって欠かせない。
セコムの情報子会社、セコムトラストシステムズ(東京・渋谷)が展開するのが安全性の高いデータセンター「セキュアデータセンター」。情報漏洩(ろうえい)や大規模災害時の事業継続計画(BCP)対策を確保している。
今年7月、都内に新設したデータセンターは延べ床面積が8870平方メートル。既存データセンターの約6倍の規模で、最大で約1300のラックを収納できる。政府関係機関や金融機関などの利用を見込む。機密保持のため、同社が警備業で培った出入管理や生体認証システム、ハッカー対策などを採り入れた。
建物自体に免震構造を採用し、震度7の地震発生時でも機能を維持するという。BCP対策として、災害時に顧客が使える事務スペースも用意する。










