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防災列島技術が支える――住設機器、ICカードや指静脈を鍵に(マンスリー編集特集)

2010年08月27日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

 留守中への侵入窃盗などの犯罪が増え、家庭でもセキュリティー意識が高まっている。メーカー各社は侵入者への対策として、出入り口であるドアやサッシの防犯機能強化を進めており、空き巣対策を強化した製品を投入、防犯に一役買っている。

 YKKAPは1日で交換できる「カバー工法」を用いた玄関ドアの販売を伸ばしている。中でも2月に発売した電池錠システム「電池錠ピタットキー」を使ったドアが好評だ。非接触型のICカードをかざしてドアを施錠・解錠できる。ほかにシール型の鍵も用意し、携帯電話や腕時計に張り付けて使える。

 子どもが玄関前でカバンから鍵を探す様子は、家に親がいないサインとなり、防犯上好ましくない。ピタットキーは携帯電話などの日用品を鍵にできるため、不安解消を狙っての指名買いも多いという。

 住宅エコポイントで人気が高まっている内窓。断熱や遮音などの性能以外に、防犯性能が高くなる利点もある。窓が二重だと空き巣が侵入に手間取るからだ。マンションでも手軽に導入でき、ホームセンターではトステムの「インプラス」や三協立山アルミの「プラメイクE」といった内窓商品を防犯グッズとして販売する店舗が増えている。

 三和シヤッター工業は、あらかじめ指の静脈を登録した人の指だけに反応して解錠する、指静脈認証システムを標準搭載したオフィスビル用のドア「ヴィーナスロック」を8月に発売した。暗証番号やカード式の場合、本当に本人か確認できないためセキュリティー上の不安が残る。

 ヴィーナスロックは入退室履歴も保存でき、原因究明しやすい。これまでオプション品だった機能を標準搭載することで、小規模オフィスでも導入しやすくなっている。

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