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高見沢サイバネティックス、中国に初拠点、拡販、鉄道向け券売機装置。

2010年09月01日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

ビル入退場システムも

 券売機大手の高見沢サイバネティックスは中国事業を強化する。上海に同国初の拠点を新設。主力の券売機関連装置を拡販するほか、新たにオフィスビル向けのセキュリティゲートシステムなどを売り込む。中国では鉄道網の整備やビル建設などインフラ投資が活発。国内需要が低迷するなか、中国をはじめとした新興国需要を取り込むことで成長を目指す。

 9月1日付で上海に駐在事務所を開設し、業務を開始した。当面は2人体制で、事業拡大に応じて順次増員する計画。2012年度には、中国向けの売上高を10年度見通しの3倍超となる10億円に高めたい考えだ。

 同社は上海や北京など中国各都市の地下鉄向けに、駅の券売機に組み込む硬貨処理装置を供給した実績を持つ。今後も鉄道網の整備に伴い券売機の需要拡大が見込めることから、現地の券売機メーカー向けに販売を強化する。

 同社は国内の鉄道用券売機向け硬貨処理装置で最大手。硬貨を素早く正確に識別する技術や、偽造硬貨への対策に強みを持っており、中国でもシェア拡大を狙う。

 また、ビルの出入り口に設置する入退場用ゲートシステムなどについても営業活動を始める。中国の大手企業や外資企業などが入居する最新ビルでは、ICカードを利用したゲートシステムの導入が拡大する見通し。建設会社やビル管理会社などに採用を働き掛ける。

 同社は国内向けの売上高が全体の9割を超えており、海外展開が遅れていた。国内ではIC乗車券の普及や鉄道網整備の一巡などで、券売機の需要は縮小傾向にある。そのため海外市場の開拓が不可欠と判断した。

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