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「ウィニー」など99%検知、日立、ファイル共有の判定ソフト、冒頭部分で特徴確認。

2010年07月22日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

 日立製作所はインターネットでファイル共有ソフトがやり取りする通信内容を高精度に検知するソフトウエアを開発した。ファイル共有ソフトは著作権侵害やウイルスによる情報漏れが相次いでおり、被害前に通信を見つけられればセキュリティー対策に役立つとみている。利用者のファイル共有ソフト使用を制限したいインターネット接続業者向けに実用化を目指す。

 ファイル共有ソフトはインターネット経由で利用者同士が直接データをやり取りする「ピア・ツー・ピア(P2P)」技術を活用している。P2Pでは通信内容を暗号化しているため検知するのは難しかったが、通信の冒頭部分で暗号鍵などの情報を交換する特徴がある。

 通信内容そのものを閲覧すると利用者の通信の秘密を侵害することになる。このため通信内容には踏み込まず、通信の冒頭部分の特徴をとらえることで、ファイル共有ソフトの通信を見分ける。

 独立行政法人・情報通信研究機構の北陸リサーチセンターと協力し、毎秒10ギガ(ギガは10億)ビットの通信回線でソフトの性能を確かめた。国内でよく使われている「ウィニー」や「パーフェクトダーク」など7種類のファイル共有ソフトの通信を、平均99・78%の精度で検知できた。

 総務省が研究を支援した。将来はファイル共有ソフトの検知から制御まで一貫した対策を実施できるソフトにする方針だ。

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