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地震時の盛り土崩壊、3Dで模擬実験、清水建設がシステム。

2010年07月26日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

 清水建設は、宅地の造成地や道路沿いに人工的に作られた盛り土の斜面が、強い地震で崩壊する様子をコンピューター上に3次元でシミュレーション(模擬実験)するシステムを開発した。斜面の中で崩壊しやすい部分を事前に特定でき、耐震補強工事を効果的に実施できる。自然の丘陵地にも応用できるという。

 斜面の形状データや砂・粘土といった地盤の種類などをコンピューターに入力して使う。1時間程度で計算できる。

 高さ9メートルの台形をした斜面で模擬実験し、CG(コンピューターグラフィックス)で表示した。同じ形をした土の模型に地震波を加え、模擬実験と比べると、斜面内部の陥没や滑りの発生場所がCGとよく一致した。

 くいを打ち込む補強工事などの際、弱い部分に集中的に施すなど効率的な地震対策に役立つ。

 2009年8月に駿河湾で発生したマグニチュード(M)6・5の地震で、東名高速道路の一部区間で盛り土をした路肩が崩落して通行不能となるなど大きな影響が出た。斜面崩壊の恐れは従来、経験則などから予測されることが多かった。

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