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NEC、情報ネット漏洩防止、ファイル交換ソフト対策。

2010年03月04日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

 NECはファイル交換ソフト「ウィニー」などでネットワーク上に漏れたファイルを特定し、情報漏洩(ろうえい)を食い止める技術を開発した。漏洩した時間とファイルの名前などが少し変わった派生ファイルでも追跡できる。

 コンピューター上の大規模な仮想ネットワークの中で有効に機能することを確認した。通信事業者など向けに実用化を目指す。

 開発したソフトウエアは、漏れたファイルについて、名前だけでなく本文の電子信号を把握、実際にネットワーク上に流れているファイルの中から合致するものを見つけ出す。

 見つけ出した場合、ルーターで指定すれば漏洩にストップをかけることができる。

 コンピューター上のシミュレーション実験で、1000台のサーバーやルーターで組み、毎秒2ギガ(ギガは10億)ビットの高速で流れるネットワークを対象に処理してみたところ、漏洩した109のファイルのうち97個を検出し、ルーターで止めることに成功した。

 ファイル交換ソフトを使うとファイルを閲覧したり保存したりする間に、名前などが部分的に変更された派生ファイルになることが多い。これまで研究開発されているソフトは派生ファイルまで追跡するのが難しかった。

 ファイル交換ソフトは利用を禁止している企業が多いが、機密情報などの漏洩に悪用されるケースが後を絶たず、問題になっている。

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