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富士フイルム、偽造防止ラベル、目視で簡単に真贋、フルカラー表示。

2010年03月04日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

 富士フイルムは3日、専用ビューワーをかざして画像や文字を判別する偽造防止技術で、フルカラー表示できる偽造防止ラベル「フォージガード」を発売したと発表した。カラーのため複雑な画像表示が可能で、偽造防止の精度を高められるうえ、目視で簡単に真贋(しんがん)を判定できる。国内外で販売し、2010年度に年3億円の売り上げを目指す。

 肉眼では見えない光の波長を反射する素材で画像や文字を描き、専用ビューワーを通すと反射した光が見える。写真フィルムで培った材料技術などを応用。ナノ(ナノは10億分の1)メートル単位で光の波長を制御する有機材を薄膜で精密に塗布して、画像や文字を形成する。

 第1弾としてシールタイプのラベル、IDカード用、全面にフォージガードを施したロールフィルムの3タイプを発売した。価格は注文内容で異なるが、シールタイプのラベル(縦横のサイズが1センチ×1センチ)で100万枚を注文する場合は、1枚当たりで5円からという。

 見る角度によって画像が違うホログラムと異なり、フォージガードは専用の型や原版の制作が不要のため、10万枚単位の小ロット生産にも対応できるのが強み。

 ホログラムやアニメーション型の偽造防止対策は、模倣が難しいが、肉眼で素早く真贋を判定しにくい。フォージガードはフルカラー画質で、専用ビューワーをかざす動作で真贋を瞬時に判定でき、判定作業の生産性も高められる。

 富士フイルムは独自の材料技術を生かした高機能材料分野を強化している。偽造防止分野でも独自技術で違いを出し、収益力の高い事業に育てたい考え。

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