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児童殺傷事件から教訓、池田小「安全」の国際認証、事故・けが予防策に評価。

2010年03月05日 / 日本経済新聞 夕刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

WHOなどの制度 日本初取得

 2001年に児童8人の命が奪われた校内児童殺傷事件があった大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市、藤田大輔校長)が5日、安全な学校づくりを目指し、努力している学校に与えられる国際認証を取得した。

 世界保健機関(WHO)とカロリンスカ研究所(スウェーデン)が設置する「インターナショナル・セーフスクール(ISS)」という制度で、台湾や韓国、カナダなどで約30校が認証されているが、日本では初めて。

 池田小は、事件後の安全対策の妥当性を検証するため、昨年10月、認証取得を申請した。学校安全の新たな取り組みとして注目を集めそうだ。

 認証担当のセンターや池田小によると、認証は「安全な学校を目指し、児童、保護者、地域と協力し継続的にけがや事故の予防に取り組んでいる教育施設に与えられる」。審査基準は、災害や事故時の対応指針を策定しているかや不審者への対応訓練、地域の防犯態勢整備など約40項目。

 池田小では、全学年を対象に、不審者から身を守る方法、水難救助や交通ルールを児童が考える「安全科」の授業を09年に創設。学校周辺を保護者とパトロールし、校門を1カ所にして警備員を置く活動も進めてきた。児童には、けがをした際の状況をパソコンで記録させて予防意識を持たせるとともに、発生状況を分析している。

 ▼ISS認証 WHO地域安全推進協働センター(スウェーデン)が「インターナショナル・セーフスクール」として認証する制度。2001年に創設された。安全な教育環境の普及が目的で、対象は幼稚園から大学や専門学校など。同センターの審査員が複数回学校を訪問し、学校での実践状況を審査する。3年ごとに再審査がある。神奈川県厚木市立清水小学校が申請に向け準備中。

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