「セキュリティ産業新聞」最新号より
関係当局の導入、間近か 非殺傷機器「テーザー」
新製品「3連射X3」等国内展示会で披露

非殺傷機器「テーザー(TASER)」
セキュリティー(東京支社・東京都中央区、田中敏郎支社長)が国内総発売元となる非殺傷機器「テーザー(TASER)」が国内で導入される機運が高まってきた。世界的な情勢としてあらゆる非殺傷機器の導入が積極的に検討されるなか、日本国内でも同様の動きが関係当局の間で見られるようになってきたもの。
刑法犯の認知件数は減少傾向にあるものの、刃物等を使う無差別殺人などの凶悪犯罪を主な任務とする特殊捜査班、またテロリスト対策や銃器等の使用の重大突発事案等を主な任務とする特殊急襲部隊では、取り締まる側の安全確保かつ凶悪犯人をできうる限り傷つけることなく身柄を拘束できる有効機器として「テーザー」が実情に合った機器として関係機関から注目されている。また、国内での本土・施設の防衛活動をはじめ、ソマリアの海賊対策など世界的防衛の一環として防衛省(海上自衛隊)及び国土交通省(海上保安庁)も参画するなど、治安維持活動が確実に拡大・激務化しているのが現状。こうした治安維持にも有効的で、すでに欧米各国から世界中へ広がりを見せ、また従来の機器と比べて格段に環境にも優しいことが証明されている。
その、非殺傷機器「テーザー(TASER)」とは、NMI(Neuro Muscular Incapacitation)、つまり身体の筋肉を動かす神経を無力化する技術を用いた、まさに非殺傷機器。引き金を引くだけで、内蔵された2つのダーツ電極でNMI電気パルス信号が導電性ワイヤーを伝わり、10m先近くまで飛び、微弱電流(約2mmアンペア・発射時5万ボルトが400Vで人体に流れる)で相手を全く動けなくすることができるのが特長。現在、NMI ECD(神経系電気信号制御装置)として米国をはじめ、カナダ、英国、フランス、ドイツ、メキシコ、韓国など44ヵ国、延べ全世界32万7000人以上の警察官の装備品として採用されている。また、導入にあたっては、製品用途、性能、使用方法などの基本知識、運用方法や法律問題までのカリキュラムとなる"インストラクター養成講座"を設けており、導入国、警察署、部署での適用法規、規則、命令系統や訓練スケジュールまでを想定した教育プログラムを用意しており、万全体制が敷けるのも特長。
なお、テーザー社は世界各国の代理店(40ヵ国)を集めた会議を先に開催(出席29ヵ国)した席上、新製品として3連射可能な「X3」、ワイヤーケーブルなしで被弾させて効果を出す「XREP」を発表した。先に東京都内で開催される展示会に出展し、従来品「X26」、連射型「X3」「XREP」のプレゼンテーションを計画している。また新たな装置として、犯罪や取り締まりの現場などにおけるすべての画像音声データの収録を目的とした携行型録画装置「AXON」も同時に関係機関に積極的にアピールする。
(2009年8月10日発行号より)
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