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1平方メートルあたり売上高、百貨店大手、バブル後最低(データ解読)
今年度4%減、増床も影響 不採算店対策が課題に
百貨店大手の売り場1平方メートルあたり売上高が減少し続けている。2010年度は大手4社の平均で126万円と前年度から約4%減り、バブル崩壊以降で最低となる見通し。長引く消費低迷で高額品の販売が落ち込む一方、主力店を増床する動きが相次いでいるためだ。売り場の効率低下は業績の足かせとなる公算が大きく、不採算店の見直しを急ぐ必要がありそうだ。
百貨店大手4社の10年度の1平方メートルあたり売上高は高島屋が147万円。阪急阪神百貨店を傘下に持つH2Oリテイリングが128万円、三越伊勢丹ホールディングスと大丸松坂屋百貨店を抱えるJ・フロントリテイリングが116万円となる見通し。09年度に比べると3万〜9万円低下しそうだ。
原因は全体の売り上げが減っているのに、集客力強化を狙った増床を続けているためだ。
Jフロントは、昨年11月に大丸・心斎橋店(大阪市)で新たに「北館」が開業し、売り場面積は7万7490平方メートルとこれまでの2倍になった。三越伊勢丹が9月11日から増床する三越銀座店の売り場面積は、従来の1・5倍の3万6000平方メートルに広がる。
とはいえ、「売り場面積を2倍に拡大しても、その店舗の売上高の伸びは3〜4割にとどまることが多い」(大手百貨店幹部)。増床でかえって固定費負担が膨らみ、収益悪化を招く恐れもある。
全国百貨店協会によると1991年に192万円だった全国百貨店の1平方メートルあたり売上高は、09年に98万円と半分近くまで落ち込んだ。東京や大阪の一等地に店舗を持つ大手は、90年代前半には200万円を上回っていたが、地方への積極出店で面積あたり収益性が低下した。
一方、マルエツやヤオコーといった食品スーパーの1平方メートル当たり売上高は100万円を上回る。
ヤオコーは600坪(約1980平方メートル)の広さの店舗の年間売上高目標を20億円と設定。顧客層と重なるパート社員の声を品ぞろえの参考にして既存店の売り上げを維持しており、11年3月期の連結経常利益は前期比5%増の88億円と19期連続の増益を見込む。
アウトレットモールなど低価格を売り物にする大型商業施設も増えるなか、百貨店は「不採算の地方店舗の閉鎖などを改めて検討する必要がある」(大和証券キャピタル・マーケッツの津田和徳アナリスト)との声が多い。











