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第31回コンビニエンスストア調査――既存店テコ入れ急ぐ、店舗拡大ペース抑える。
新型店 開発広がる
コンビニエンスストア各社は既存店テコ入れのため、2010年度の店舗拡大のペースを落とす。セブン―イレブン・ジャパンなど大手4社の出店数は2320店(エーエム・ピーエムからの転換除く)と前年度比3・5%減。一方で閉店は1540店で前年度を7・8%上回る。出店減、閉店増ともに3年ぶり。集客を狙ってドラッグストア併設などの新型店も増える見通しだ。
09年度は積極的な出店姿勢が目立った。店舗数は比較可能な48社で前年度比2・1%伸びた。出店数は比較可能な42社で8・6%増の2990店。閉店数は12・9%減の1874店だった。
セブン―イレブン・ジャパンは09年度に過去最高の966店を出店した。511店の閉店を差し引いた純増ベースでも455店と高水準だ。ファミリーマートは09年度に545店を出店し、278店を閉めた。
だが10年度は店舗拡大のペースが落ちる見通しだ。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスの大手4社の計画を集計すると、出店数は3年ぶりに前年度を下回り、閉店数は逆に3年ぶりに前年度を上回る。
まず出店数は合計2670店で、ここからファミリーマートが吸収合併したエーエム・ピーエムから転換する350店を差し引くと2320店となる。09年度の4社の合計出店数2403店と比較すると3・5%の減少だ。一方、4社の閉店数は合計1540店で前年度比7・8%増える。
各社が店舗拡大のペースを落とすのは既存店の立て直しを優先するため。ローソンは10年度の出店をグループ全体で前年度より47店減らし560店にする。店内調理やセルフレジの導入など既存店をテコ入れする。
今後の出店の主軸には、生鮮コンビニ「ローソンストア100」を据える。店頭情報端末などを設置しないため「通常のローソンの半分の出店コストで済む」(新浪剛史社長)という。
調査では不振の既存店を別の場所に移すことについて今後の基本方針を聞いたところ、27社のうち8社が「店舗収益向上のため、今後立地移転を増やす」と回答した。
店舗の集客力を高めるため、新しい立地や異業種の店舗との併設を探る動きも広がっている。調査では「薬局・薬店の併設店舗」が現在あると答えたのは27社のうち14社。今後増やしたり新規出店したりする計画があるのは8社だった。
ドラッグストア併設店の多店舗展開をにらんで、モデル店を開発するコンビニもある。
サークルKサンクスとココカラファインホールディングスは、今年5月に1号店をオープン。ローソンとマツモトキヨシも今月17日、マツキヨの店舗に生鮮コンビニ「ローソンストア100」が入る実験店を開いた。
新型店は、ドラッグストア併設に限らない。現在店舗がある形態では「住宅地」(22社)、「郊外の幹線道路沿い」(21社)、「飲食コーナー併設」(20社)、「駅前などの商店街」(20社)が多かった。
それに対し今後出店・増加の計画がある店舗形態としては「ビルテナントなど都心のオフィス街」(11社)、「小型店舗」(10社)、「病院・大学などの公共的施設内」(10社)などが上位にあがった。
セブンイレブンは昨年提携した京浜急行電鉄の駅構内への出店を加速する。ファミリーマートは今春、基地など自衛隊関連施設で5店を相次いで開業した。
四国で「サークルK」を展開するサークルケイ四国(松山市)は、昨年6月に実験店を設けたカフェ併設型コンビニを多店舗展開する方針を打ち出している。











