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コンビニ、稼ぐ力衰え――カギ握るPB商品、品ぞろえ・付加価値競う。
店舗の稼ぐ力をよみがえらせるカギを握っているのが、プライベートブランド(PB=自主企画)商品だ。低価格でも利益率が高ければ、粗利益額を維持できる。原材料などで付加価値を高めた商品は、高い価格を設定することも可能だ。
調査からは各社のPBに対する高い期待がうかがえる。09年度にPBを扱っていた21社のうち約8割にあたる16社が「PBの売上高比率を高める」と答えた。
理由(複数回答)としては16社すべてが「同業他社との商品の差別化」をあげた。次いで多かったのが「食の安心・安全への関心の高まり」で9社、「加盟店の粗利益率の向上」が8社だった。
成功例の1つが大手各社が投入したロールケーキだ。ローソンが昨年9月に発売した商品は1個150〜180円するにもかかわらず、累計3500万個以上を売り上げるヒットとなった。
セブンイレブンはPB「セブンプレミアム」の品ぞろえを増やす。料理の手間がかからない魚総菜など高付加価値商品に力を入れる。「ナショナルブランド(NB)より価格が高くなることもあり得る」(鎌田靖商品本部長)という。
PBは下位のチェーンにも広がる兆しがある。09年度にPBを扱っていなかった5社のうち2社が「今後、取り扱う予定」と答えた。
PBを増やす一方、NBの一段の値下げには消極的な姿勢が目立った。キャンペーンなどによる期間限定値下げは09年度に11社が増やしたが、10年度に増やす計画は7社にとどまった。
主婦や中高年など新しい顧客層を取り込む動きもみられる。10年度に「生鮮品の品ぞろえを増やす」と答えたコンビニは27社のうち11社だった。
ファミリーマートは昨年秋に全店で「銀鮭(ギンジャケ)の塩焼き」など魚の総菜類を売り出した。中高年の晩酌のつまみ、主婦の手を煩わさない夕食のおかずなどとして好評という。











