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外資流通、中国東北・内陸を開拓――イケア、アジア最大店、ヨーカ堂、成都5店目。

2010年06月01日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

 【大連=進藤英樹】日本や欧州など世界の主要流通企業が中国の東北部と内陸部への出店を加速する。世界最大の家具専門店イケアが5月に遼寧省瀋陽市にアジア最大規模の店舗を開店。韓国系衣料大手サンバンウール・トライグループは年内に同省大連市に初出店するほか、イトーヨーカ堂など日本勢も店舗網を拡大している。中国政府の景気刺激策を受け、新興地域で消費が拡大していることに対応する。(中国の景気刺激策は3面「きょうのことば」参照)

 イケアが5月20日に開いたアジア最大店は、世界でも2番目の大きさで投資総額は約6千万ドル(約54億円)。売り場面積は4万7千平方メートルで、約9千種類の商品を扱う。同社は東北進出を強化。昨年2月に大連市に開業したのに続く出店で、中国では8店目となる。

 サンバンウール・トライグループも年内に大連に2店を出す。現在は上海市、天津市に計5店を持つが両市とあわせ東北での出店に力を入れる。

 内陸ではイトーヨーカ堂が2011年秋にも四川省成都市に市内5店目の大型スーパーを出す。同社は昨秋4号店を開いたばかり。「成都以外の内陸や東北からも出店要請がきている」といい、複数の出店調査を進めているもようだ。

 ファーストリテイリングは「ユニクロ」の出店を昨春以降、成都や大連などで開始。家電量販最大手のヤマダ電機も年末をメドに瀋陽に海外1号店を開く計画を持つ。

 09年は地域別の域内総生産伸び率で、東北や内陸など新興地域が上海や広州などの沿海部を上回った。中国政府の4兆元(54兆円)の景気刺激策が同地域へ重点配分されたことが影響している。

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