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百貨店4社の5月売上高、高島屋・大丸松坂屋プラス、本格回復には遠く。

2010年06月02日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

好天で衣料品好調

 大手百貨店4社が1日発表した5月の既存店売上高(速報値)は、高島屋と大丸松坂屋百貨店が前年同月比プラスに転じた。前年を上回るのはそれぞれ、2年2カ月と3カ月ぶり。伊勢丹と三越は前年を下回ったが、4月から減少幅は縮小した。好天に恵まれ、ブラウスなど衣料品が好調だった。ただ昨年5月は新型インフルエンザの影響もあり深刻な販売不振に陥っていた時期だけに、本格回復には至っていない。

 売上高は高島屋が0・5%、大丸松坂屋百貨店が0・9%それぞれ増えた。両社とも初夏向けの婦人服が伸びたほか、「外商顧客向けの高級時計の催事が好調だった」(大丸松坂屋)。

 三越伊勢丹ホールディングス傘下の伊勢丹は0・1%減(4月は4・2%減)、三越は5・3%減(同13・0%減)だったが、それぞれ旗艦店である伊勢丹新宿本店(東京・新宿)が22カ月ぶり、三越日本橋本店(同・中央)が25カ月ぶりに前年比プラスに転じた。

 とはいえ各社とも2009年5月はもともと、08年5月に比べて十数%マイナスという低水準だった。しかも今年5月は高島屋、大丸松坂屋とも、大阪市内の店舗の増床に伴う上乗せ効果も加わった。実際、主力とする高額品の低調は続いており、高島屋は婦人服が6%、紳士服は3%増えたが、高級ブランド品は7%の減少だった。

 このほか、4月下旬に米の低価格衣料品チェーンであるフォーエバー21がテナントとして入居した松坂屋銀座店(東京・中央)は、フォーエバー21の売上高を除いて4・4%増えた。「入店者が増え、食品などを買っている」(大丸松坂屋)

 また、そごう・西武の西武池袋本店(東京・豊島)は1%増、京王百貨店新宿店(同・新宿)は2・2%増だった。

【表】百貨店大手4社の売上高増減率      

〓−〓   既存店の前年同月比、%。▲はマイナス。5月は速報値   〓−〓

         5月      4月

○   伊  勢  丹      ▲0.1      ▲4.2

○   大丸松坂屋百貨店      0.9      ▲1.9

○   高  島  屋      0.5      ▲3.6

○   三  越      ▲5.3      ▲13.0

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