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ジーンズ専門店背水の陣――マックハウス、業態多様化に活路(繊衣次の一手)
立地に合わせ最適商品
木目調の床にモノトーンが基調の紳士衣料が整然と並ぶ。4月、横浜市の複合施設に開業したマックハウスの新業態「ブルーベリー」は、これまでの同社の店と大きく異なる。欧州風の紳士カジュアル衣料をテーマに品ぞろえし、ブルージーンズが店内にほとんど見あたらないからだ。
同社は今春から猛スピードで新業態を開発中。3月には千葉県にもブルーベリーを開業。店名こそ横浜と同じだが、こちらはPB衣料に特化しており中身は別物だ。同月に神奈川、埼玉、茨城各県でPBを中心にルームウエアなどを拡充して女性客を意識した「リラクシング」も開いた。
舟橋浩司社長は「主力のジーンズが全く売れない店も出ている。立地ごとに業態を分け品ぞろえを最適化する」と語る。同社は過去、小規模ショッピングセンター(SC)に出店攻勢をかけた結果、店舗数は4月末で548。売上高はライトオンの約半分だが、店舗数は上回る。商品構成の最適化で、この営業網をいかす作戦を練る。
「目標は脱ジーンズではなく、『脱ジーンズ依存』だ」と舟橋社長。ジーンズに見切りをつけるわけではなく、男性客が多い店では逆にジーンズ販売を強化する。業態を分ければ、品ぞろえが違っても消費者の違和感は抑えられるとみる。
ただ、店舗数の多さは重荷でもある。不採算店は閉鎖を続けるが、一掃は容易ではない。2011年2月期まで2期連続で最終赤字を見込む同社の新規出店には投資家から批判もある。新業態開発は"背水の陣"で強行している格好だ。その戦略の正当性は結果で証明するしかない。











