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ジーンズ専門店背水の陣――ライトオン、ジーンズ基軸(繊衣次の一手)
PB・NB 二兎追う
3月、流行発信地の東京・原宿にライトオンの「デザインオフィス」が開設された。今後のPB開発の強化を担う拠点として、同社社員のほか、契約デザイナーらを集める。商品企画を詰めるだけでなく、本社のあるつくば市では限界がある最新の素材情報を合繊メーカーなどから得る前線基地にもなる。
「つくばでも努力はしていたが、やはり『生』の最新情報が入る」。原宿に拠点を設ける意義について、大友博雄MD戦略室長は話す。同社のPB比率はすでに約50%に達した。新オフィスがかかわり、今秋から店頭に並ぶ新商品は、さらなるPB拡大への原動力と期待されている。
もっとも、同社はPB強化の一方、正反対の施策も進める。NBジーンズ再強化だ。藤原祐介取締役は「PB強化の基本方針は変えないが、PBに軸を移しすぎ、ジーンズショップとして品ぞろえが不十分になった面もある」と語る。
改めてジーンズを拡充するため、大手NBメーカーと話し合いも始めている。すでに店の品ぞろえには変化がみられるが、秋に向けて一段と充実させる予定だ。
マックハウスやジーンズメイトがジーンズ依存を見直す中、ライトオンは「基本はジーパン屋であることに変化はない」(藤原氏)とする。PBとNBの二兎(にと)をあえて追い、ジーンズショップとして顧客に支持される最適な商品バランスを探る構えだ。
他2社が最終赤字に転落する中、ライトオンは黒字に踏みとどまる。ただ、既存店の減収幅は大きく危険水域は近い。商品構成で新機軸を打ち出す今秋は正念場だ。











