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食品スーパー各社、24時間営業相次ぎ縮小――小田急商事、花正。

2010年03月10日 / 日経MJ(流通新聞) このエントリーをはてなブックマークに追加

小田急商事 3店除き廃止

花正 4店取りやめ

 食品スーパーが24時間営業を相次いで縮小する。首都圏地盤の小田急商事(川崎市)はピーク時に全体の約8割を占めた実施店を1割に縮小。マックスバリュ東海や花正(東京・港)も一部で24時間営業をやめた。深夜の売り上げが低迷する中、人件費の圧縮など経費削減を優先する。2000年以降、需要を最大限取り込むため広がった24時間営業の見直しがさらに広がりそうだ。

 「オダキューOX」を運営する小田急商事は今月、三鷹台店(東京都三鷹市)など東京・神奈川の3店の24時間営業を、午前9時〜午後11時台の営業に切り替えた。3店は周辺に高齢者が多く、夜間の利用が低迷。24時間営業の廃止により、人件費を1店当たり年間300万〜3000万円削減できるという。

 同社は2006年から24時間営業を開始し、ピーク時には全体の8割で手掛けた。だが、消費の低迷で09年3月に半分まで減らし、今回の見直しで全28店中、深夜利用が堅調な池尻店(東京・世田谷)など3店のみになる。

 マックスバリュ東海は1月、山梨・静岡県の3店舗で24時間営業を見直した。静岡県富士市の2店舗は周辺の工場が不況で夜間操業をやめ、深夜の利用者が減少。午後11時半までの営業に切り替えた。今回の縮小で24時間営業店は全86店のうち38店になる。

 同社は08年から24時間営業の見直しに着手。昨夏には24時間営業実施店での派遣従業員の受け入れを減らした。

 「肉のハナマサ」を運営する花正は2月、湯島店(東京・千代田)や平井駅前店(東京・江戸川)など、東京・神奈川の4店で24時間営業を中止した。24時間営業の見直しは2年ぶりで、24時間営業は直営店48店中32店になる。

 食品スーパー各社は消費者の生活習慣の変化に対応するため、00年代半ばにかけ24時間営業を拡大した。だが、消費不振で24時間営業の利便性で客数を稼ぐよりも、人件費や光熱費などを抑える方が有効との判断が一段と広がってきた。

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