トップ > リテールテックJAPAN > ニュース > コンビニ・百貨店、食事宅配拡大、高齢者・働く主婦に照準――阪急系、即日に対応。

ニュース

コンビニ・百貨店、食事宅配拡大、高齢者・働く主婦に照準――阪急系、即日に対応。

2010年03月10日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

コンビニ・百貨店 「食事宅配」拡大

セブンイレブン 冷凍総菜も

 大手小売業が自宅に食事を届ける宅配サービスを強化している。セブン―イレブン・ジャパンが4月から冷凍総菜を加えるほか、阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は5月にも当日の注文で即日宅配するサービスを始める。消費不振など食品全体の市場は縮小傾向だが、成長の期待できる高齢者や働く主婦向け需要を開拓し、低迷する店舗販売を補完する。

 セブンイレブンの宅配サービスは電話やインターネットなどで注文を受けて食事を届ける「セブンミール」。これまで冷蔵総菜を扱っていたが、4月をメドに全国で冷凍総菜の宅配を始める。冷蔵の総菜とは違い、6日分などをまとめて注文でき、受け取りの手間や一回200円の宅配料を節約できる利点がある。

 冷凍総菜は主菜1品、副菜2品で1食分。管理栄養士がメニューを決め、1食あたり330キロカロリー前後に抑えた。冷蔵総菜同様、北陸を除く1万2千店で販売する。

 H2Oは傘下の阪急キッチンエールを通じ京阪神地区で展開する食事宅配の利便性を高める。当日の注文に応じて即日配達も始めるほか、今年に入って70歳以上の高齢客から毎週定時に注文を聞き取る「御用聞き電話」や、配送時間帯を3時間単位で指定できるサービスを始めた。

 百貨店で扱う総菜や食材のセット商品を約2000品目そろえる。2010年3月期の見込みは会員数が前期比15%増の約3万5500人、売上高は8%増の67億円となるなど好調で、11年3月期も2ケタの増収を目指す。

 三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越は07年10月から1都3県で宅配事業を展開。「デパ地下」の総菜や菓子など約80品目のほか、減農薬栽培などの野菜を約600品目扱う。2ケタ以上の伸びを見せ、品目や展開地域の拡大を検討する。

 食品の宅配で先行してきた生協では大阪いずみ市民生協(堺市)が3月から7月にかけて府内25市町で本格的に展開する。生協ひろしま(広島県廿日市市)も昨年から実験的に呉市や広島市で手掛けており、将来は県内全域にサービスを広げる予定だ。

 矢野経済研究所(東京・中野)によると、08年度の食品宅配市場は前年比4%増の1兆5844億円で、このうち高齢者などに定期的に届ける在宅配食の分野は4・5%と伸びている。調理済みの食事の宅配は各地の弁当製造業者や医療関連の企業が担い、大手企業の参入は少なかったが、ここ数年ではニチレイや外食大手のワタミなどが本格参入してきた。


次の記事
ファミマ、弁当製造・配送の一大拠点、am/pmとの統合で今月稼働。
前の記事
第2部eリテール特集――店舗の効率運営POSが後押し、広がるセルフレジ。

街づくり・流通ルネサンス会場全体図

LED Next Stage フランチャイズ・ショー JAPAN SHOP 建築・建材展 リテールテック JAPAN NFC & Smart WORLD SECURITY SHOW LED Next Stage JAPAN SHOP フランチャイズ・ショー リテールテック JAPAN 建築・建材展 NFC & Smart WORLD SECURITY SHOW

街づくり・流通ルネサンスfor smartphoneはこちら

街づくり・流通ルネサンスモバイルはこちら

RSSで展示会情報を購読する