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四条河原町阪急、秋に閉店、H2O、狭さ見切り決断、郊外・小型店も立て直し。
関西の都心部でも小型百貨店の苦境が浮かび上がった。エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は傘下の阪急阪神百貨店が運営する四条河原町阪急(京都市)を今秋閉鎖すると発表した。同社が業績不振を理由に閉店するのは初めて。駅直結の繁華街にありながら34年の歴史に幕を下ろすのは、狭い売り場とヤング(18〜25歳の女性)向け衣料雑貨に偏った点が大きい。
同店の売り場面積は8900平方メートルと近隣の高島屋京都店(洛西店含め約6万2000平方メートル)や大丸京都店(約5万1000平方メートル)の2割に満たない。
地下1階から地上6階まで狭いフロアが続き、近隣の若者向け専門店ビルの藤井大丸や河原町OPAよりも「魅力的なブランドが少なかった」(20代女性)。
店舗売上高のピークはDCブランド人気のあった91年の171億円。売り場の狭さもあって顧客を若者に絞り込んだが、ヤングファッションは流行の変化が早く、契約更新期の短い専門店ビルに比べてブランド入れ替えが遅れがちだった。
さらに若者客は入れ替わりが激しい。高額品を買い、来店頻度が高まる中高年になるまで囲い込めず、固定客作りにも苦しんだ。売上高は10年3月期に50億円を割る見込み。営業損益は90年代半ばから赤字を繰り返していた。
08年秋以降の急速な景気低迷のなか、開業以来の累積黒字を維持しているうちに閉じることを決断。11年メドに経営統合する予定の高島屋と京都店の商圏が重なることもあり、昨秋までに賃貸主の住友不動産に撤退を申し入れたようだ。
H2Oは収益の過半を稼ぐ阪急百貨店梅田本店(大阪市)を建て替え、12年春に売り場面積を約10万平方メートルと現在の3倍に広げる計画。11年春にはJR博多駅前に出店する予定で「限られた経営資源で選択と集中を進める」(新田社長)。今後も郊外店や小型店の立て直しを急ぐ構えだ。










