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880円ジーンズ登場、食品、格安PB拡充、安値競争秋商戦も熱く。
小売業、収益確保が課題
秋商戦が本格化してきた小売業で早くも価格競争が激しさを増している。ダイエーは4日、従来の半値以下の880円のジーンズを5日に発売すると発表。J・フロントリテイリング傘下の大丸東京店(東京・千代田)は9月初旬としては異例の秋冬物衣料のセールを始めている。所得の低下に伴う消費不振で価格下落はしばらく続きそうで、収益確保に向けた仕入れ構造の見直しも急務だ。
ダイエーの格安ジーンズは中国で生産したプライベートブランド(PB=自主企画)商品。紳士、婦人、子供用を合わせて年間約50万本の販売を目指す。イオンもすでに880円のジーンズを発売しており、ともにファーストリテイリングの低価格ブランド「ジーユー」を110円下回る。量販店を中心に1000円未満のジーンズが広がりつつある。
カジュアル衣料大手のマックハウスも今秋、従来品より30〜40%安い新PBを発売する。商社と組んで初めてバングラデシュで商品を縫製し、コストを抑えた。
大丸東京店のセールは15日まで開催。例年は定価販売する時期だが、ワンピースやジャケットが2着で5250円など格安な商品をそろえた。
住居関連の分野も安値競争が過熱している。中堅家具店、東京インテリア家具(栃木県鹿沼市)が5日から、全国26店で家具など390品目を追加で値下げ。値下げ幅は5〜30%で平均15%。値下げは2月から数えて3回目で、合計の値下げ品目は1560となる。
イオンは19日から「ジャスコ」など全国481店でアナログテレビ向けの地上デジタルチューナーを4980円で売り出す。小型化して部品や組み立て工程を減らして生産コストを抑え、従来商品よりも4〜5割安くした。PB商品ではないが数カ月は、イオンの限定商品として扱う。節約のため、薄型テレビの購入を手控えたい買い物客らにアピールする。
セブン&アイ・ホールディングス傘下のディスカウント店「ザ・プライス」は食品を中心に格安PBを増やす。7日からメーカー品の半値の食パン(1斤、85円)を首都圏の10店で発売する。
7月の消費者物価指数は変動が大きい生鮮食品を除いた総合指数で前年同月比2・2%低下し、下げ幅は3カ月連続で過去最大を更新。当面価格競争が続きそうで、取引先を見直したり、生産地を見直したりと仕入れコスト削減も欠かせない。消耗戦をしのぐ経営体質への改革スピードが各社の業績を左右しそうだ。
主な取り組み
J・フロントリテイリング
大丸東京店で秋物セールを異例の9月初旬から開始
そごう・西武
9日から衣料、寝具、食器などの低価格PBを発売
東京インテリア家具
家具など390品目を5日から平均15%値下げ。中国製ソファは3割下げて6万8000円に
ライトオン
紳士、婦人、子どもで素材を共通化し、PBダウンジャケットを最大半値に値下げ
イトーヨーカ堂
5〜8日に衣料と住居品の購入金額の最大25%を現金で顧客に返す販促











