新・お店のバイブル
コンサルタンティング会社「株式会社 青田コーポレーション」代表取締役として活躍中の青田恵一氏が、小売業に関わる方がぜひ読んでおくべき書籍を紹介します。
「お客様は生命の親」であることを伝える、山本徳次著『たねやの心』(2)
(前回よりつづく) 4 商いとは 商人心得五条には、文字通り、商人の心得――あるべきビジネスの姿と言い換えてもいい――が5つ述べられている。これらができていないからこそ、企業不祥事は終わらないのかも...
2010年08月03日
「お客様は生命の親」であることを伝える、山本徳次著『たねやの心』(1)
だいたいわしの性格は、金を稼いだら金庫に入れんと、ポケットに入れてしまうというタイプや。現金を見たらあかん、使うてしまう。当時、売ってきた分を使うてしまうんやから、もうどうしようもないわな(p69)。...
2010年06月30日
渋沢栄一著『論語と算盤』(角川ソフィア文庫)(4)
(前回よりつづく) 9 経営論 経営についての言及は、本書の各所でなされている。 まず「実際と学理」には、「理論と実際、学問と事業とが互いに並行して発達しないと、国家が真に興隆せぬ(p201)」と...
2010年06月03日
渋沢栄一著『論語と算盤』(角川ソフィア文庫)(3)
(前回よりつづく) 6 目的論 事業の目的とは、なんであろうか。企業の利益か、自己の利得か、はたまた社会への貢献か。渋沢栄一は答える。その真の目的は「実業と士道」にある、と。渋沢はここで「商業の真個...
2010年05月07日
渋沢栄一著『論語と算盤』(角川ソフィア文庫)(2)
(前回よりつづく) 3 渋沢栄一の基本思想 渋沢栄一の基本思想は、はじめの「処世と信条」で吐露される。そのキーワードはふたつ、〈論語と算盤は一致〉と〈士魂商才〉である。 前者については、先ほど触れ...
2010年04月06日
渋沢栄一著『論語と算盤』(角川ソフィア文庫)(1)
この本を読んでみませんか? 語学系出版社、ベレ出版の内田眞吾さんと荻窪の寄港地で食事をしていたとき、ふいに差し出されたのが、この本、渋沢栄一著『論語と算盤』であった。ケース入りの美しい書物である...
2010年03月09日
小売イノベーションの地平を開く『小売業の業態革新』(2)
(前回よりつづく) 4 ネット型小売、楽天市場の急成長 第9章は、ネット型小売において、日本最大の売上規模を持つ「楽天市場の研究」である。 章のイントロで、急成長するネット型小売の現況が示され、そ...
2010年02月01日
小売イノベーションの地平を開く『小売業の業態革新』(1)
こんな本を待っていた! そう思わされるのが、この本、石井淳蔵・向山雅夫編著による『小売業の業態革新』(中央経済社 2009年)である。経営書出版社の雄、中央経済社が満を持して放つ『シリーズ流通...
2009年12月22日
第11回「統計的発想から小売店の経営をとらえる----福澤英弘著『定量分析実践講座 ケースで学ぶ意思決定の手法』」
店頭では、問題がつぎつぎ襲い掛かり、尽きることがない。 売れそうな最中(もなか)があるが、粗利率が10%しかなく、1日で100個以上売れるとスタッフを増やさざるを得ない。社員研修の売れっ子講師を押...
2008年11月04日
第10回「店づくりの原点と未来を求めて----「お店のバイブル」コレクション(2)」
(前回より続く) 前回は既刊本中心であったが、今回は比較的新しい本から2冊選んだ。安土敏著『後継者』(ダイヤモンド社)と船井総合研究所編著・小野達郎監修『小売業・サービス業のための船井流・「集客」大...
2008年10月01日
第9回「店づくりの原点と未来を求めて----「お店のバイブル」コレクション(1)」
新刊、既刊を問わず、私が、これまで小売業の本を読んだのは、いったいどれほどか、もはや見当もつかない。そのなかから、心に残ったいくつかを、今後、ときどきは、短い形ででも紹介したいと考えている。 第1...
2008年09月02日
第8回「みずから経営する"モデル店"の成果が結実! 『小さなお店でガッチリ稼ぐ法』(2)」
(前回よりつづく) さて、お店の経営を左右する、価格についての基本スタンスは、以下のようなものだ。 お客様にとって、提供される商品やサービスに見合う価格であればいいのです。価格をいくらにすれば購入...
2008年08月01日
第7回「みずから経営する"モデル店"の成果が結実! 『小さなお店でガッチリ稼ぐ法』(1)」
今回、紹介する本は、大咲元延著の『小さなお店でガッチリ稼ぐ法 来客数を増やす・客単価を上げる7つの力』(日本実業出版社 2008年)である。 本書には際立つ特長がふたつある。 ひとつは小さいお店が...
2008年07月01日
第6回「商いの理想を示す『商人のための人生読本』(2)」
(前回よりつづく) 3 終盤から――ロバート・オーエンと毛沢東、シュリーマン、そしてルソー 終盤のはじめを彩るのは、ロバート・オーエンの章である。これまた筆力がみなぎり、最初の行から、文章に熱い息吹...
2008年06月02日
第5回「商いの理想を示す『商人のための人生読本』(1)」
この本、倉本長治著・倉本初夫編『商人のための人生読本』(商業界 2008年2月)は書店で知った。 書名を見て、ふーん、なんだろうと帯を読むと「先人の教え・志に学ぶ商人に贈る理想の生き方 未発表の原稿...
2008年05月01日
第4回「未知なる大陸、デリバリー世界の魅力を伝える! 三田村蕗子著『お届けにあがりました!』(ポプラ社)(2)」
(前回より続く) 治療食デリバリーも注目されていい。 高血圧や糖尿病などの生活習慣病で悩んだり、いつかは、とおびえる人も少なくないだろう。そんな現代人に朗報なのが、この治療食デリバリーである。現在...
2008年04月03日
第3回「未知なる大陸、デリバリー世界の魅力を伝える! 三田村蕗子著『お届けにあがりました!』(ポプラ社)(1)」
もう「出前」とは呼ばせない。 バージョンアップというべきか、新機軸というべきか、業態チェンジというべきか、古くからある出前は、いまや「デリバリー」というお届け業になった。似て非なるものに生まれ変わっ...
2008年03月05日
第2回「これこそコロンブスの卵だ! お客さまの観点を究める『覆面調査員は見た! 感動のサービスあきれたサービス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)(2)」
(前回より続く) 137ページには、「最も接客が上達するのはどのような人なのでしょうか?」という問題提起がある。これははなはだ大事な問いなので、私たちも一緒に考えてみたい。・・・ さてどうでしょう...
2008年02月01日
第1回「これこそコロンブスの卵だ! お客さまの観点を究める『覆面調査員は見た! 感動のサービスあきれたサービス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)(1)」
覆面調査員の本と聞き、がぜん興味津々になった。 それが本書、本多正克著『覆面調査員は見た! 感動のサービスあきれたサービス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 2007年)を知るきっかけである。他の...
2008年01月08日










