新・お店のバイブル
コンサルタンティング会社「株式会社 青田コーポレーション」代表取締役として活躍中の青田恵一氏が、小売業に関わる方がぜひ読んでおくべき書籍を紹介します。
江戸の世に〝商業人間主義〟の花開く――羽佐田直道著『小説三井高利』(5)
(前回からつづく) (3)人間主義のマネジメント・経営 人間主義のマーケティングを遂行するには、人間主義のマネジメントという、まったく新しい手法を構築しなくてはならなかった。では、いかなる手法が開...
2012年01月04日
江戸の世に〝商業人間主義〟の花開く――羽佐田直道著『小説三井高利』(4)
(前回よりつづく) 8 三井高利の思想――進化段階(商業人間主義の発展段階) (1)新業態のスタート――生活者満足主義、共生主義 さていよいよ、三井高利が、店先・現金・正札販売に挑む、第3ステップに...
2011年11月29日
江戸の世に〝商業人間主義〟の花開く――羽佐田直道著『小説三井高利』(3)
(前回よりつづく) (2)店先・現金・正札販売にいたるマーケティング 店先・現金・正札販売という革命を起こすには、それにいたる進化があったはず。ここでは、革命への道程、あるいは橋頭堡(きょうとうほ)...
2011年11月01日
江戸の世に〝商業人間主義〟の花開く――羽佐田直道著『小説三井高利』(2)
(前回よりつづく) 波乱のストーリーは、本書でたっぷりお楽しみいただくとして、ここからは、三井高利の商業思想に焦点を絞りたい。この本、羽佐田直道著『小説三井高利 三井商法の源流に学ぶ理想の商い』(ア...
2011年10月03日
江戸の世に〝商業人間主義〟の花開く――羽佐田直道著『小説三井高利』(1)
越後屋、おぬしもワルよのう。 今回は、時代劇によく出てくる、このセリフでおなじみの、あの越後屋が主人公である。といっても、こちらの越後屋、決してワルでなく、それどころか、江戸時代、真っ正直に商いの...
2011年09月20日
革命は九州から――小売革命のための一書、牧尾英二著『利益第二主義』書評編(4)
(前回よりつづく) 9 A‐Zの経営哲学 店ないしスタッフの顧客志向、それを進めるマネジメントを支えるのは、A‐Zのまさに経営哲学にほかならない。 その根本にあるのは、これまた息を呑む考え方である...
2011年08月02日
革命は九州から――小売革命のための一書、牧尾英二著『利益第二主義』書評編(3)
(前回よりつづく) 相場の変動が激しい菊の生花を100円で売ったとき、A‐Zの代表取締役社長である著者、牧尾英二氏は、心配する担当者に、「もしトータルで赤字になった場合は損失分を私が個人的に負担する...
2011年07月07日
革命は九州から――小売革命のための一書、牧尾英二著『利益第二主義』書評編(2)
(前回よりつづく) 仕入れ方針は、店舗コンセプトにのっとり画期的といってよい。地元業者を最優先させつつ、原則として買取り条件、適正仕入れで裏取引なしを標榜、実践してきた。換言するなら、生産者、メーカ...
2011年06月14日
革命は九州から――小売革命のための一書、牧尾英二著『利益第二主義』書評編(1)
革命を巻き起こす書である。 本書を一読したあとの率直な感想だ。本書とは、鹿児島県のスーパーマーケット、A-Zの代表取締役社長、牧尾英二氏が著した『利益第二主義 過疎地の巨大スーパー「A-Z」の成功...
2011年05月11日
革命は九州から――小売革命のための一書、牧尾英二著『利益第二主義』店舗レポート編(2)
(前回よりつづく) 3 A-Zあくねに〝書店〟があった! 突然、目の前に〝書店〟が出現した。それを見たとたん、えー、本屋さんまであるのか、と腰を抜かした。40坪前後だろうか。まさかこの店、A-Zあく...
2011年04月06日
革命は九州から――小売革命のための一書、牧尾英二著『利益第二主義』店舗レポート編(1)
これは店を見るしかない。 そう思わされたのは、この1冊、鹿児島のスーパーマーケット、A-Zの生い立ちといままでの活動を、社長みずから執筆した牧尾英二著『利益第二主義 過疎地の巨大スーパー「A-Z」...
2011年03月03日
本格的な店舗経営のテキスト『新・小売業経営の条件』(5)
(前回よりつづく) つぎに原価と数量の決定に進む。 頭のところで基本的な考え方が示される。「仕入原価は、売価と荒利益高決定の基礎をなすもの」である。その売価を競合店より安くしなくてはならない以上、...
2011年02月02日
本格的な店舗経営のテキスト『新・小売業経営の条件』(4)
(前回よりつづく) ついで、品揃えの「広さ(品種)」と「深さ(品目)」の組み合わせから、4つのタイプが示され、適合する業種、業態が明らかにされる(p226~228)。その4つとは「広い、浅い」「狭い...
2011年01月06日
本格的な店舗経営のテキスト『新・小売業経営の条件』(3)
(前回よりつづく) 5 商品回転率と粗(荒)利益 商品回転率での指摘も鋭い。まずは基礎知識。 どんな商品でも、商品回転は利益の源泉である。成功している小売業は、商品回転率がその業界平均の三倍はある。...
2010年12月01日
本格的な店舗経営のテキスト『新・小売業経営の条件』(2)
(前回よりつづく) 3 成長論その1 つぎに展開されるのは、成長への準備である。成長論その1だ。ここでは、トップの要件、具体的目標、経営戦略、生産性、収益性、安全性など、成長の基盤になるテーマが徹底...
2010年11月02日
本格的な店舗経営のテキスト『新・小売業経営の条件』(1)
小売業の本格的な経営書として、最もふさわしい本は? こう問われたら、私は迷わずこの書を推す。それが、川崎進一著『新・小売業経営の条件』(商業界 2001年)である。根元から店舗経営を考え直したい、...
2010年10月01日
「お客様は生命の親」であることを伝える、山本徳次著『たねやの心』(3)
(前回よりつづく) 8 人生観 『末廣正統苑』には、人生に関する教えも数多い。 我が道も 我が健康(からだ)も 我がなりはひも 之全(みな)父母をはじめ 我が師 我が先達 我が伴友(ともだち)など ...
2010年09月07日
「お客様は生命の親」であることを伝える、山本徳次著『たねやの心』(2)
(前回よりつづく) 4 商いとは 商人心得五条には、文字通り、商人の心得――あるべきビジネスの姿と言い換えてもいい――が5つ述べられている。これらができていないからこそ、企業不祥事は終わらないのかも...
2010年08月03日
「お客様は生命の親」であることを伝える、山本徳次著『たねやの心』(1)
だいたいわしの性格は、金を稼いだら金庫に入れんと、ポケットに入れてしまうというタイプや。現金を見たらあかん、使うてしまう。当時、売ってきた分を使うてしまうんやから、もうどうしようもないわな(p69)。...
2010年06月30日
渋沢栄一著『論語と算盤』(角川ソフィア文庫)(4)
(前回よりつづく) 9 経営論 経営についての言及は、本書の各所でなされている。 まず「実際と学理」には、「理論と実際、学問と事業とが互いに並行して発達しないと、国家が真に興隆せぬ(p201)」と...
2010年06月03日











