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太陽電池・LED、台湾勢が台頭――日本勢、一段と競争厳しく、新興勢力と提携急務。

2010年08月30日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

シャープ・三洋など 新興勢力と提携急務

 台湾メーカーの台頭で、太陽電池と発光ダイオード(LED)で世界をリードしてきた日本勢は一段と厳しい競争にさらされそうだ。台湾の新興メーカーを生産委託先として抱え込むなどの提携戦略を早く進めなければ、また得意な産業分野を失いかねない。

 台湾で太陽電池、LEDが急成長している背景には、世界的な競争力を持つ半導体産業の存在がある。いずれも半導体と同じシリコンウエハーから製造するため、技術の蓄積を生かせるからだ。

 経営手法でも、巨額の増産投資を次々と決断し、世界シェアを一挙に拡大してきた半導体産業の成功を踏襲。台湾では太陽電池とLEDが半導体、液晶パネルに続く「1兆台湾ドル産業」に育つと期待する声も強まっている。

 太陽電池、LEDはともに日本のシャープや三洋電機、日亜化学工業などがリードしてきた分野。しかし、製品が汎用化した段階でも技術力を過信する経営を続ければ、韓台勢に主導権を奪われた半導体や液晶パネルのてつを踏みかねない。

 日本勢が生き残る道の一つが、半導体メモリーのDRAMで台湾勢とうまく協力関係を築いたエルピーダメモリの手法。技術的な優位を維持しながら資本も含めた提携関係を築き、生産を台湾企業に任せるやり方だ。(台北=新居耕治)

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