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有機EL照明、国際標準化めざす、山形大が新組織、測定法など確立。
山形大学は有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルを使った次世代照明の標準規格策定に乗り出す。工学部(山形県米沢市)内に専任部署を設置し、産学連携で特性や電圧などの定格、測定法の確立などに取り組む。白熱灯や蛍光灯からの円滑な移行を促すには標準化が不可欠と判断した。照明産業は伝統的に欧米勢が強いが、日本主導での国際標準化を目指し、日本企業の競争力確保にもつなげる。
新規成長分野の国際標準化で日本が主導権を握ろうという国の方針とも合致。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が風力発電システムなど11分野で公募した「戦略的国際標準化推進事業」で山形大の提案が内定したもよう。9月1日にも発表される。
同大は有機EL研究の城戸淳二教授らを中心に整備中の「先端有機エレクトロニクス研究センター」に併設する形で「有機EL照明標準化・知財本部」(仮称)を開設。技術的観点で研究を進める「標準化技術研究開発センター」や、海外情報の収集・分析に取り組む「国際戦略室」などを設ける。規格の素案を作る「有機EL照明標準化委員会」には企業などの参加も求める。
有機EL照明は白熱灯や蛍光灯、急速に普及し始めたLED(発光ダイオード)照明とは違い、「面光源」という特色を持つ。そのため、例えば照度分布パターンや面内均一性、光束密度の測定法、性能指数なども新たな考え方が必要となる。山形大は測定・試験装置を備えた「標準計測ラボ」も整備し、標準規格策定に向けた各種データを蓄積する。
国際標準化団体の国際照明委員会(CIE)の本部はウィーン(オーストリア)にあり、有機EL照明でも欧米や韓国などで標準化の取り組みが始まっている。山形大は日本電球工業会(JELMA)、日本照明器具工業会(JLA)、日本照明委員会(JCIE)などと連携しながら日本発の標準化に取り組む。













