トップ > ライティング・フェア > ニュース > 山形大発VBのOLC、有機EL照明商品化、高級飲食店・ホテルに。

ニュース

山形大発VBのOLC、有機EL照明商品化、高級飲食店・ホテルに。

2010年08月24日 / 日本経済新聞 地方経済面 このエントリーをはてなブックマークに追加

 次世代照明器具開発・製造の山形大学発ベンチャー、オーガニックライティング(OLC、山形県米沢市、後藤芳英社長)は有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルを使った照明器具を開発した。「薄い」「軽量」「面発光」という有機ELの特長を生かしたデザインに仕上げた。当面は高級飲食店やホテル、宝飾店など商業施設向け需要を見込み、今秋以降、本格的に売り込む。

 同社は2009年6月に有機EL研究の第一人者、城戸淳二山形大学教授ら山形県内外の個人、法人が出資して設立。今年2月に有機EL時計を先行開発したが、"本命"と位置付ける有機EL照明の商品化は初めて。中核部品の有機ELパネルを08年発足のルミオテック(米沢市)から調達するなど部品調達や加工で地元企業と連携しており、「オール山形」で有機EL照明を売り込む。

 開発したのは「EL―Horizontal 7」(仮称)。長さ150センチ、幅25センチの透明アクリル樹脂に約15センチ角の有機ELパネルをほぼ等間隔に7枚並べたデザインで、突起部を除いた厚さは1・5センチ程度。「まるで7枚の発光パネルが空中に浮かんでいる」ようなイメージを狙った。

 リモコン式で、明るさを無段階で変えられる調光機能付き。さまざまな点滅パターンのほか、ロウソクや行灯(あんどん)のような「ゆらぎ」モードなどのプログラムも可能。レストランやホテルなどで導入すれば店内ムードを高める光の演出効果が期待できそうだ。

 まず1号機を山形大学工学部(米沢市)に納入した。同大は大学発の先進技術を実際の製品を設置することで広くアピールする。有機ELパネル自体がまだ高価な上、初期開発コストがかかるため受注価格は約190万円だが、今後は「受注数量次第では大幅に価格を引き下げられる」見込み。需要先の要望に応じてパネル5枚タイプなど製品群の幅も広げる。

 一足先に製品化した有機EL時計では廉価版の開発に取り組む。2月に製品化した「有機ELクロック」は1台当たり約6万円したが、同1万円前後に引き下げることを目指す。思い切った低価格化で需要を掘り起こせば、量産効果によるパネルの価格低下も見込め、有機EL応用製品の普及につながるとみている。

次の記事
広島県立総合技術研究所東部工業技術センターセンター長坂元康泰氏(分水嶺)
前の記事
大光電機、店舗用LED機種2倍に、462種追加、今秋、高出力タイプ。

街づくり・流通ルネサンス会場全体図

LED Next Stage フランチャイズ・ショー JAPAN SHOP 建築・建材展 リテールテック JAPAN NFC & Smart WORLD SECURITY SHOW LED Next Stage JAPAN SHOP フランチャイズ・ショー リテールテック JAPAN 建築・建材展 NFC & Smart WORLD SECURITY SHOW

街づくり・流通ルネサンスfor smartphoneはこちら

街づくり・流通ルネサンスモバイルはこちら

RSSで展示会情報を購読する