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旭化成、LED参入、殺菌・浄水向け、米VBに10%出資。

2010年08月12日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

 旭化成は発光ダイオード(LED)事業に参入する。LEDの基板製造技術を持つ米ベンチャー「クリスタル アイエス」(CIS、ニューヨーク州)に出資し、殺菌や浄水向けLEDの共同開発に乗り出す。出資額は約2億円、出資比率は10%程度とみられる。成長が見込める医療や水処理分野のLED需要を開拓し、電子部品事業の強化につなげる。

 7月にCISに出資した。紫外線の中でも波長が短い深紫外線を発する深紫外線LEDを共同開発し、2015年の事業化を目指す。

 殺菌灯などに搭載される深紫外線の光源は水銀灯を使った装置が一般的。LEDにすれば約10倍の長寿命化が可能。製造コスト低減や装置の小型化も期待できるが、基板を製造するのが難しかった。国内外のメーカーが研究開発を進めているが、殺菌や浄水向けタイプは量産できていない。

 CISは従来のサファイアの代わりに窒化アルミニウムを採用し、劣化しにくい高品質な基板を作る独自技術を持つ。

 旭化成は基板に窒化アルミニウムと相性の良い窒化アルミニウムガリウムの発光層を積層させ出力を既存品の4〜5倍に高めた深紫外線LEDの実用化にメドをつけた。殺菌や浄水向けで世界初の量産を目指す。将来は水をろ過できる水処理膜と組み合わせた浄水設備向け新事業も検討する。

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