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バイテック、ローム、キヤノン電子、環境システムで新会社、学校・官公庁向け。

2010年03月02日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

太陽光発電 LED照明 組み合わせて提案

 ソニー製半導体などを扱っている中堅半導体商社のバイテックは、ローム、キヤノン電子などと組み、太陽光発電や発光ダイオード(LED)照明を組み合わせた環境システムを学校や官公庁向けに構築する新会社を設立する。バイテックは半導体商社の枠を超え、環境に軸足を置いた提案ビジネスに乗り出す。

 新会社名は「エネビック」で、出資比率はバイテックが80%、ロームやキヤノン電子など各社が約5%ずつ出資。米太陽電池パネルメーカーのソリンドラ(カリフォルニア州)も出資の方向で調整している。

 ソリンドラの太陽電池パネルは円筒形のため360度どこからでも受光できるのが特徴。太陽光を電気エネルギーに変える発電効率は約10%と高く、軽量のため施工費用が安い。

 ロームは高効率型のLED照明を供給。キヤノン電子は低電圧の生ごみ処理機を開発した。エネビックはこれらの環境関連製品を組み合わせたシステムを設計・施工し、保守点検まで請け負う。新会社は2014年に売上高100億円を目指す。

 エネビックは第1号案件として、静岡県沼津市の市立小中学校の約40校に太陽光発電システムを設置する予定。今後は自治体と連携して小中学校や官公庁への導入を図るほか、工場やスーパー、コンビニエンスストアなど民間にも足場を広げる。ソリンドラやローム、キヤノン電子は商社と組むことで販売網を活用する。

 再編や統合が相次ぐ半導体業界では川下の流通市場も競争が激化しており、バイテックは事業戦略の変革を迫られている。

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