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森ビル、テナント別に省エネ情報、電力量や増減データ、6施設にシステム。
森ビルは主要施設の入居テナント向けに、エネルギー消費に関する情報を提供するシステムを構築する。毎月の空調や照明などの電力使用量や前年比較などのデータを、各テナントの端末に分かりやすく報告する。来年四月に本格施行の改正省エネルギー法などにより、オフィスビルのテナントもエネルギー使用量を把握する必要性が高まるため、効率的に情報を提供する。
「テナントエネルギーウェブレポートシステム」の名称で二〇一一年度には運用を始める予定。第一弾は東京・六本木の「森タワー」の見通し。他にも一九八六年以降に開発した「アークヒルズ」など既存の大型六施設程度にも二、三年をかけて導入する。
既存施設には、ビルの使用エネルギーを効率管理するシステムや各テナントの電力使用の自動検針に使うサーバーが既にあり、これにテナントごとにエネルギー使用を監視するサーバーを加えてシステムを組む。
これらのサーバーを使ってテナントごとにデータを提供。テナント側は自らの端末で毎月のエネルギー使用量を棒グラフで把握したり、過去データと比較したりできるようになる。
一二年に完成する虎ノ門・六本木の再開発「虎六地区」は、オフィスビルが開業する段階からシステムを稼働させる。
システムの導入費用は一施設あたり数千万円かかるが、森ビルはテナントからは情報提供に伴う料金はとらず、ビル全体の省エネに伴う電力使用量の減少によるコスト削減で補うという。
システムでは、ビル全体のエネルギー使用量や森ビルの地球温暖化対策の計画書も開示する。また、ビル全体の省エネ活動の連絡などコミュニケーション手段としても活用。テナント側が空調の稼働時間を予約できる機能も加える。
オフィスビルは工場に比べ、省エネや二酸化炭素(CO2)排出抑制の対策が遅れがちといわれてきた。今後は規制強化などを受け、エネルギー使用量を把握・削減しやすい仕組みを作るオフィスビルも増えそうだ。













