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商業施設や美術館向け照明、森山産業、LED、明るさ最高水準。

2012年01月25日 / 日本経済新聞 地方経済面 このエントリーをはてなブックマークに追加

基板改良、節電も実現  3年後 売上高12億円めざす

 栃木県高根沢町に工場を持つ照明器具製造の森山産業(東京・品川、西原博義社長)は業界最高水準の明るさの発光ダイオード(LED)照明を開発した。プリント基板を改良し、より多くの電気を無駄なく流す技術を実現したという。商業施設やホテル、美術館などの照明設備用に販売を始めた。2011年7月期のLED照明の売上高は約2億円だが、新製品を収益の柱に育て、3年後に12億円まで増やす考えだ。

 照明器具の明るさを表す尺度に、照明から全方向に放たれる光の量を示す「全光束」の値(単位ルーメン)がある。同社によると、新製品「パワーLEDs100」はプリント基板の構造設計を見直し、LEDの熱効率を向上させるなどして改良。全長120センチメートルの製品で2530ルーメンの明るさを可能にした。

 大手を含む他社のLED照明は1700〜2400ルーメン前後で、森山産業の新製品が上回る。1ワットあたりの発光効率も他社製品の平均より約14%上回り、消費電力も抑えられるという。

 森山産業では店頭販売は原則行わず、商業施設や美術館などの照明設備用としての販路開拓を狙うが「照明1本から受注に応える」(仲沢佳子常務)方針。主照明か間接照明かの別や防水性能など顧客の要望に柔軟に対応し、大手との差別化をはかることで、顧客を増やしたい考えだ。

 LED照明は省エネルギーにつながるほか、光熱費のコスト削減にも役立つ。同社の試算によると、現在ある蛍光灯(16ワット)400台を10年間、使用し続けた場合と、同社の新製品のLED照明を新たに導入した場合を比べると約700万円コスト(電気料金や照明の交換費用など)を減らすことができる。

 森山産業の11年7月期の売上高は約9億円。LED照明のほか、自動車の計器盤に使うソケット類などが主力。自動車計器盤向けソケットの国内シェアは6割超という。

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