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韓国主要企業、環境投資5割増1.6兆円、11〜13年、風力発電や車・LED。

2010年08月21日 / 日本経済新聞 夕刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

日欧勢などと競争激化

 【ソウル=島谷英明】韓国の主要企業は2011年からの3年間で自然エネルギーなどの環境産業分野に計22兆4000億ウォン(約1兆6000億円)を投資する計画だ。今年まで3年間の投資額より5割増やす。積極投資によって市場の急拡大が見込める環境産業を成長の原動力に育成する狙いで、日本や欧州などの企業との競争が熱を帯びそうだ。

 韓国政府機関の「グリーン成長委員会」が韓国の主要な30企業グループの投資額を集計した。分野別では太陽光エネルギーや風力発電など自然エネルギーに8兆9000億ウォン、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などのエコカーに5兆3000億ウォン、発光ダイオード(LED)や燃料電池などの次世代電力装置に4兆3000億ウォンを投じる。特にエコカーへの投資額は過去3年間に比べ2倍強に増える。

 同委員会は企業グループごとの投資額は明らかにしていない。ただサムスングループは20年までに、リチウムイオン電池やLEDなど環境を軸とする成長5分野の設備投資や研究開発に23兆3000億ウォンを投じる計画を明らかにしている。現代自動車やLG、ポスコなどのグループも新たな成長エンジンとして環境分野の強化を急いでいる。

 一方、政府は民間企業の投資効果を高めるための支援策を拡充する方針だ。環境分野の研究開発(R&D)後押しを狙い、税制優遇措置などに関する予算措置を13年までに3兆5000億ウォンと08年比2・5倍に増額。新しい技術を使った環境対応製品の政府調達も増やす。

 環境産業の育成を巡っては、中国政府が新エネルギーの産業振興に大規模投資を検討するなど世界的な規模での競争激化は必至。韓国政府は民間企業の要望が強い海外市場の開拓や専門家の育成に関する支援にも積極的に取り組む構えだ。


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