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NECライティングの蛍光灯、器具改良、ランプ1本に、消費電力半減、明るさ維持。

2010年03月10日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

 NECライティングは消費電力を従来品の約半分と、業界最高水準に低減できる省エネ型蛍光灯を開発した。使用ランプを2本から1本に減らしつつ、器具を改良して従来品とほぼ同じ明るさを実現した。NECの開発拠点である我孫子事業場(千葉県我孫子市)で省エネ効果を実証。15日から工場や倉庫など向けに販売を始める。年間に5万台の販売を目指す。

 開発したのは「高出力Hf蛍光ランプ」を使う照明器具。工場や倉庫で天井からつるして使う形状で、消費電力を従来品の85ワットから45ワットまで減らした。100台あたりの1年間の消費電力量を1万2000キロワット時、電気料金で約25万円を減らせる計算だ。

 照明器具に組み込むランプの本数を従来の2本から減らした。明るさが落ちないようにアルミに酸化チタンで覆った反射率の高い反射板を採用した。ランプの光を効率よく下方向に照らせる形状に改良して、1本でも2本使う場合と同程度の照度を実現したという。

 NECの我孫子事業場で2009年度中に全体の2割弱にあたる約3000個の器具を開発品に更新した。人の有無によってオンオフを切り替えるセンサーを取りつけた効果も加えて、08年度に比べて約46%消費電力を削減できたという。

 開発品は「AlLine(アルライン)」というブランドで15日から消費者向けに売り出す。価格はオープンだが、店頭想定は1万円前後。4月から電材業者を通じて法人向けにも販売する。

 蛍光灯の消費電力を抑えるため、明るさを保ったままランプの数を減らす方法は他社も取り組んでいる。NECライティングの開発品は業界最高水準の省エネで、さらに専用のランプを使わずに済むのが特長という。

 4月の改正省エネ法の施行により、企業は消費電力の継続的な削減を求められる。NECライティングは我孫子事業場の実績も活用、企業向けに省エネを促進するサービスを展開して顧客を開拓する狙いだ。

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