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住宅の省エネ「LED電球買いたい」は61%(クイックサーベイ)

2010年03月01日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

意欲と現実の間に差

 照明用のLED(発光ダイオード)電球に関心が高まり、家電量販店などで品ぞろえが充実してきた。LED電球の消費電力は白熱電球の約10分の1と少なく、寿命も4万時間程度と、蛍光灯より3〜7倍長い。

 普及のネックとされてきた価格も1個3000〜4000円程度に下がり、省電力・長寿命を考えると元が取れる水準になってきた。

 家庭から出る二酸化炭素(CO2)が1990年に比べ4割増え、家庭の省エネは急務。だがエアコンや冷蔵庫となると、頻繁に買い替えるわけにいかない。購入頻度が高い電球がLED電球や電球形蛍光灯にどれだけ換わるかは、消費者の“省エネ実践度”を探る手掛かりになる。

 調査で「LED電球を次に購入したいと思うか」と聞いたところ、「購入したい(既に購入した)」が61%を占め、「購入したくない」(8%)を大きく上回った。省電力・長寿命というLEDの利点についての情報は消費者にだいぶ浸透してきたようだ。

 だが、意識はあってもなかなか行動に移せないのが人の常。自宅の照明を省エネ型に取り換えたかと聞くと、「すでに全部取り換えた」は3%にとどまり、「全く換えていない」が約半数を占めた。

 行動が伴わないのは、消費者の多くが照明の電力消費を実態より少なくみていることが関係しているようだ。

 資源エネルギー庁などの調査では、照明は家庭の電力消費量の16%を占め、エアコン、冷蔵庫に次いで多い。一方、調査で消費電力が多いと考える製品を挙げてもらったところ、照明は5番目で、テレビより下位だった。家庭の照明をすべてLEDに換えれば家庭の月々の電気代は7〜8%減るはずだが、効果が過小評価されている節もある。

 LED電球を購入したくないと答えた人に「いくらなら買うか」と聞いたところ、「蛍光ランプ並み」が49%と最多だった。長い目でみた得失より、目先の安さで製品を選ぶ消費者は少なくなく、メーカーに一段の低価格化を促している。

(編集委員 久保田啓介)

 調査方法 調査会社マクロミルを通じ、2月20〜21日に20〜60歳以上の1000人を対象にインターネットで実施した。

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