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青色LED用電極、希少資源使わず、豊田合成など。

2010年02月16日 / 日本経済新聞 夕刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

 豊田合成は神奈川科学技術アカデミーと共同で、希少資源のインジウムを使わない青色発光ダイオード(LED)用の透明電極を開発した。代替材料として、より入手しやすい二酸化チタンを利用し、発光効率も1割向上した。将来、調達が難しくなる懸念がある材料を減らし、LEDの価格上昇や供給不安を防ぐのが狙い。5年以内の実用化を目指す。

 青色LEDは消費電力が少ない照明や液晶パネルのバックライトなどの用途で生産量が急増している。電気を流す電極には酸化インジウムすず(ITO)が主に使われるが、インジウムは産出の約5割が中国に偏り今後の価格高騰や供給不足に対する懸念が出ている。

 豊田合成などはITOの代わりに二酸化チタンが主成分の電極を使った青色LEDを試作した。チタン資源は豊富に存在し安定供給がのぞめる。透明電極の材料費はITOを使った場合に比べ、10分の1以下に抑えられる見通し。

 二酸化チタンは発生した光を効率よく取り出せるので、ITOの電極に比べて発光効率も1割アップした。さらに改良すれば2割以上の効率向上が可能という。性能面でも優位性を打ち出せるため、製品化の利点が大きいとしている。

 新しい透明電極はLED以外に、デジタル家電向けの電極としても使える可能性があり、研究グループは改良を進め用途拡大をめざす。

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