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LED照明、県内続々、飲食・小売店導入相次ぐ、横浜市、防犯灯17万ヵ所に。

2010年02月17日 / 日本経済新聞 地方経済面 このエントリーをはてなブックマークに追加

CO2削減、利用後押し

 神奈川県内で発光ダイオード(LED)照明を活用する動きが広がっている。飲食店や小売店が店内の照明に利用し始めたほか、横浜市は市内に約17万カ所ある防犯灯をすべてLED照明に切り替える。導入時の費用を抑えられるリースの利用も増えている。従来の照明器具より寿命が長く電気代も減らせるうえ、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減できることも導入を後押ししている。

 居酒屋チェーンのコロワイド東日本(横浜市、五十嵐茂樹社長)は2009年から店内の照明をLED照明に切り替え始めた。既に全体の約6%にあたる29店舗で導入を済ませており、11年度末までに6割以上の店舗で導入を目指す。

 同社によると、LED照明の価格はこれまでの照明器具の5〜7倍にあたる5千〜8千円。しかし、寿命は10倍の約11年と伸びる。消費電力量も半減するという。

 コンビニエンスストアのスリーエフ(横浜市)も横浜市庁舎内の店舗など計5店でLED照明を導入済み。試験導入している店舗もあり、トイレの照明や駐車場の外灯などに使い電気代を節約するねらいだ。

 電子部品販売のKFE JAPAN(横浜市)は09年からLED照明のリース事業を始めた。既にメーカーや病院など三十数件が契約している。4月に本格施行の改正省エネ法を意識し「CO2排出量を減らしたい企業からの要望が目立つ」(同社)。切り替えにより照明の使用で排出していたCO2を約6割削減できた企業もあるという。

 自治体もLED照明の採用に積極的だ。横浜市は09年度から10年間かけて、市内に17万カ所ある防犯灯をすべてLEDに切り替える。来年度は約1億5千万円の予算を計上し、約3500灯を切り替える。

 防犯灯の電気代など維持管理費は自治会や町内会がまかなっており「管理費が負担になっているとの要望が地元からあがっていた」(横浜市)。LED導入後の維持管理費は年約1800円と約5割安くなる見込み。

 LED照明市場は拡大が見込まれている。三菱電機照明(神奈川県鎌倉市、中村俊夫社長)は15年度の市場規模は09年度比5倍の1千億円になると試算している。


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