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高輝度放電系の省エネランプ、岩崎、中国で生産・販売、「水銀」ライン改造。

2010年02月02日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

遊休設備を移設

 岩崎電気は6月にも中国で高輝度放電(HID)ランプの一種でエネルギー消費量を低く抑えられるメタルハライドランプの生産・販売に乗り出す。大連市の工場にある水銀ランプの製造ラインを改造するほか、国内工場の遊休設備も移設。まずは年間20万個を生産する。国内では高付加価値品に生産をシフト。省エネランプの需要が高まる中国に本格参入し、国内の販売落ち込みを補う。

 HIDランプは街路灯や商業施設の天井などに広く使われる。国内市場は年間約700億円。岩崎電気は国内大手ではあるが、2010年3月期のHIDランプ売上高は前期比2・6%減の226億円の見通し。公共事業の縮小や商業施設の新規出店の低迷で需要は減少傾向にあるため、新興市場に活路を求める。

 大連工場では街路灯などに使われる水銀ランプを年間50万〜60万本生産しており、主に日本や欧米へ輸出している。一方、中国国内ではほとんど販売してこなかった。同国では水銀ランプよりも省エネ性に優れるランプの需要が伸びているため、本格販売にあたりメタルハライドランプの現地生産を決めた。一部は米国やアジアに輸出する。

 水銀ランプとメタルハライドランプは管を発光させるために封入する物質が異なるものの、同じガラス管を使える点などは共通している。既存の水銀ランプのラインの一部をメタルハライド用に改造したり、埼玉県行田市の工場から遊休設備を移したりする。国内生産を継続するが、より省エネ性能が高いセラミックメタルハライドランプに生産の比重を移す。

 岩崎電気のランプは中国メーカーの製品と比べて価格は数割高くなる見通し。それでも光り方の均一性や寿命の長さといった品質の高さが評価されるとみている。6月の量産開始に向けて現地での需要の調査を進めている。代理店経由を含めて最適な販売ルートを検討している。

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