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商店街にLED照明、長寿命でコスト減、導入広がる――街明るく、活性化狙う。

2010年01月15日 / 日本経済新聞 地方経済面 このエントリーをはてなブックマークに追加

 九州・沖縄の商店街で、発光ダイオード(LED)照明の導入が相次いでいる。鹿児島市の商店街が電球の交換が面倒な高い位置にある水銀灯をLED照明に付け替え。那覇市でも照明の7割をLEDにする商店街が出てきた。LEDは消費電力が小さく長寿命。コスト削減や環境対策に加え、商店街を明るくすることで活性化につなげたいという狙いもある。

 JR鹿児島中央駅前の一番街商店街振興組合(鹿児島市)は1月下旬から3月にかけて、同商店街の217基の照明設備を改修。このうち3階相当の高い位置にある98基を水銀灯からLEDに付け替える。

 導入するLED照明の価格は1基当たり5万〜8万円で水銀灯に比べて割高だが、消費電力は現在の6分の1程度。同組合は改修により年間280万円かかっている電気代を65%削減できると試算。国と市からの補助金を活用し、総事業費1400万円のうち同組合の負担は約260万円で済む。

 高い位置にある電球の交換には作業車を使用するなど費用がかさむため、同商店街ではこれまで10個程度電球が切れるとまとめて交換していた。寿命が約3万時間のLEDにすることで交換作業は数十年間不要になり、商店街を明るい状態に保つことができる。同組合の庵下龍馬理事長は「2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向け、商店街の雰囲気も明るくしたい」と話す。

 那覇市平和通り商店街振興組合は2月末までに全体の7割の照明を水銀灯からLEDに切り替える。韓国メーカーの器具で電球は39個。現在に比べ年間電力使用量を7割、二酸化炭素(CO2)排出量を8割削減でき、コスト削減効果は年間100万円前後と試算する。総事業費は約1120万円。このうち1000万円を那覇市が補助する。

 平和通りは全長416メートルの商店街。既存照明の老朽化で明るさが足りず、近隣住民から不安の声が出ていた。同組合の高良盛介理事長は「LEDは環境対策になるのに加え、既存照明に比べ明るいため住民の安心感を高められる。これを機に商店街を活性化させたい」と期待する。

 カラフルなLED照明で商店街を彩る動きも出ている。熊本市の下通アーケードでは昨年5月までに約10億円を投じ、二、三、四番街の約360メートルを改修。LED照明を天井に採用した。導入したLEDは約800基で、緑と水の豊かな熊本を表現した青緑色の独自色の製品を特注した。高さ15メートルある透明な天井に取り付けられ、夜間には点滅。商店街の個性になっている。

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