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岩崎電気、LED道路灯、先行投入、水銀ランプと明るさ同等。

2009年06月02日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

 岩崎電気は光源に発光ダイオード(LED)を使った道路用の照明器具を6月中旬にも発売する。国土交通省の外郭団体が定める明るさの基準を水銀ランプと同等の設置本数で満たす性能を確保。官公庁や地方自治体でLED照明に関心が高まりつつあるとみて、業界に先駆け製品を本格投入する。2010年3月期に3億〜4億円の売り上げを目指す。

 白色LEDを複数個使い、250ワットの水銀ランプと同等の明るさに仕上げた。一般の県道などで採用されている道路灯からの置き換えをめざす。LEDが発する光は直進しがちなため、レンズをかぶせるなどして光がバランス良く広がるよう設計を工夫したという。

 7メートル幅の道路に28メートル間隔で設置した場合、ドライバーからみた路面の明るさを示す「路面輝度」は平均0・7カンデラ。国交省の外郭団体、日本道路協会が定める幹線道路への設置基準を水銀ランプと同等の設置本数で達成した。さらに輝度の高い製品の開発も進める。

 岩崎電気が販売する水銀ランプを使った道路照明器具と同じ外観に仕上げた。雨風にさらされる環境で長年使うため、安全性を確立した器具の形状を維持するのが得策と判断。景観の変化を嫌う自治体にも採用してもらいやすいとみている。

 消費電力は同水準の明るさを持つ水銀ランプを使った道路照明に比べ約6割少ない110ワットという。導入価格は50万〜60万円と水銀ランプの4〜5倍になる見込みだが、長期使用で7割程度の明るさに性能が落ちるまでの「寿命」は3倍以上。試算によるとLEDは10年間使った場合の電気代が9万円あまりですみ、維持費も抑えられる。

 水銀ランプなどの道路照明で築いた販路を活用し、LEDもあわせて売り込む。岩崎電気は国内の道路照明で約4割のシェアを握る最大手。保守サービスなどのノウハウも生かして新規参入企業からシェアを堅持する。街路灯や看板用投光器など屋外のLED照明事業を、15年度には50億円規模に育てる。

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