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第31回コンビニエンスストア調査――大都市に集中鮮明、店舗数、東京、100店増。
首位の東京、100店増
2009年度の都道府県別の店舗の増加数を見ると、首都圏や大阪など大都市での出店ペースが加速している。各社が限られた出店余地を争い合っている構図が浮かび上がった。
増加数の首位は08年度に続き東京。07年度の調査では店舗数が減ったが、09年度は109店増やして6356店となった。2位は92店増の神奈川、3位は78店増の愛知。4位以下も大阪、千葉、福岡と人口の集中する大都市を抱える地域が上位を占めた。
各社は特定の地域に集中的に出店するドミナント戦略を採っている。人口が密集している大都市で出店を重ねた結果、他社の店舗との競合に加え、自社チェーンの加盟店同士の客の奪い合いも起きている。
店舗数の増加率でみると、日本海側が高かった。これまで店舗が少なかった地域を選んで各社が出店攻勢をかけていることがわかる。
首位の石川では8・0%にあたる28店が増加。7・8%増の鳥取、7・7%増の福井と続き、4位の島根と5位の富山を合わせて、増加率上位5位を日本海側の地域が独占した。
これらの地域では、セブン―イレブン・ジャパンが、富山県で22店、福井県で12店、初めての進出となる石川県では10店を出店するなど、トップ企業に比べ早いペースで店舗を増やしている。
一方で、店舗数が減ったのは奈良、和歌山、福島の3県だった。08年度に比べると7県少なかった。
奈良は1位のローソンと2位のサークルKサンクスがそろって店数を減らした影響が大きい。和歌山でも1位のローソンと2位のファミリーマートが減少。福島では2位のファミリーマートのほか、キャフ・リテールサポートなどの小規模チェーンが店数を減らした。
都道府県別の店舗数を企業別にみると、47都道府県のうち22都県でセブンイレブンがトップだった。続いて14府県がローソン、7県がサークルKサンクス、3県がファミリーマートだった。
全国で唯一、大手4社以外がトップになっている北海道ではセイコーマートが28店を増やして首位を守った。
09年度に首位が入れ替わった都道府県は、高知県の1県だけだった。前回2位だったサークルKサンクスが4店増やして61店となる一方、トップだったローソンが2店減らして58店となって2位に転落した。
メーカーや卸が販売促進活動をする際、その地域でトップのチェーンを優先する傾向があるといわれる。今後の都道府県別のトップ争いで、焦点になるのが最大市場の東京だ。
09年度末の1位はセブンイレブンで1676店。これに対し3位のファミリーマート(1158店)が5位のエーエム・ピーエム・ジャパン(568店)を買収したことで、単純合算では1726店となる。
10年度、ファミリーマートはエーエム・ピーエムからの転換を進める。一部は閉店する可能性があるうえセブンイレブンも積極的に出店するため、最終的な順位は不透明だ。だがファミリーマートが2位のローソンを抜いて1位に肉薄するのは確実といえる。
ほかに1位と2位の店舗数が拮抗(きっこう)しているのは青森、福井、愛媛など。10年度の出店、閉店の動向によっては順位が入れ替わる可能性がある。
【表】都道府県別店舗増減数
〓−〓 各年度の数字は各社合計店舗数。単位は店、カッコ内は増減率%、▲はマイナス 〓−〓
09年度 08年度 増減数
1 東京 6,356 6,247 109(1.7)
2 神奈川 3,247 3,155 92(2.9)
3 愛知 2,969 2,891 78(2.7)
4 大 阪 3,041 2,964 77 ( 2.6 )
5 千 葉 2,289 2,222 67 ( 3.0 )
6 福 岡 1,684 1,637 47 ( 2.9 )
7 北海道 2,549 2,506 43 ( 1.7 )
8 兵 庫 1,561 1,520 41 ( 2.7 )
9 埼 玉 2,353 2,317 36 ( 1.6 )
10 静 岡 1,368 1,335 33 ( 2.5 )
11 富 山 421 392 29 ( 7.4 )
12 石 川 377 349 28 ( 8.0 )
13 茨 城 1,270 1,246 24 ( 1.9 )
14 大 分 403 380 23 ( 6.1 )
15 宮 城 1,018 996 22 ( 2.2 )
15 三 重 614 592 22 ( 3.7 )
17 福 井 294 273 21 ( 7.7 )
18 広 島 915 895 20 ( 2.2 )
18 山 口 417 397 20 ( 5.0 )
20 新 潟 790 771 19 ( 2.5 )
21 長 野 753 735 18 ( 2.4 )
22 京 都 861 844 17 ( 2.0 )
22 栃 木 743 726 17 ( 2.3 )
22 岐 阜 741 724 17 ( 2.3 )
25 熊 本 598 583 15 ( 2.6 )
25 青 森 441 426 15 ( 3.5 )
25 愛 媛 422 407 15 ( 3.7 )
28 島 根 200 186 14 ( 7.5 )
29 岩 手 453 440 13 ( 3.0 )
29 鳥 取 179 166 13 ( 7.8 )
31 群 馬 774 762 12 ( 1.6 )
31 長 崎 371 359 12 ( 3.3 )
31 佐 賀 297 285 12 ( 4.2 )
34 鹿児島 485 477 8 ( 1.7 )
34 滋 賀 473 465 8 ( 1.7 )
34 山 形 387 379 8 ( 2.1 )
37 秋 田 349 342 7 ( 2.0 )
38 徳 島 254 248 6 ( 2.4 )
39 宮 崎 337 332 5 ( 1.5 )
39 高 知 208 203 5 ( 2.5 )
41 沖 縄 443 439 4 ( 0.9 )
41 山 梨 351 347 4 ( 1.2 )
43 香 川 303 302 1 ( 0.3 )
44 岡 山 592 592 0 ( 0.0 )
45 和歌山 257 258 ▲1 ( ▲0.4 )
46 福 島 783 785 ▲2 ( ▲0.3 )
46 奈 良 341 343 ▲2 ( ▲0.6 )
【表】都道府県別店舗増減率
(単位%、▲はマイナス)
ベスト10 …………………………………… ワースト10
1 石 川 8.0 1 奈 良 ▲0.6
2 鳥 取 7.8 2 和歌山 ▲0.4
3 福 井 7.7 3 福 島 ▲0.3
4 島 根 7.5 4 岡 山 0.0
5 富 山 7.4 5 香 川 0.3
6 大 分 6.1 6 沖 縄 0.9
7 山 口 5.0 7 山 梨 1.2
8 佐 賀 4.2 8 宮 崎 1.5
9 三 重 3.7 9 埼 玉 1.6
9 愛 媛 3.7 9 群 馬 1.6












