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中小店舗スリム化急ぐ、京王百、東京・多摩で減床(百貨店逆境に挑む)
松屋 浅草4〜7階撤退
百貨店で都心近郊の中小店舗の運営効率化の動きが広がっている。京王百貨店は11日、聖蹟桜ケ丘店(東京都多摩市)の店舗面積を1割強縮小する。松屋は浅草店(東京・台東)で4階以上の大部分の営業を2月末で終えた。不振の売り場の縮小や営業時間の短縮などで賃料や人件費、光熱費などの負担を軽減。営業継続の前提となる黒字確保につなげる。
京王百聖蹟桜ケ丘店は親会社の京王電鉄が運営するショッピングセンターの核テナントで、売上高は約140億円(2008年度)。6階紳士服売り場をほぼ半分にする形で2000平方メートルの賃貸床を返却し、面積を約1万4000平方メートルに圧縮する。
減るのは主に売り上げ減が続いたスーツやシャツ、ネクタイなどビジネス関連の売り場で年商は約8億5000万円。堅調なスポーツ売り場を下の婦人服階へ移して買いやすくするなどで、4億5000万円の減収にとどめるという。賃料削減とともに要員も1割ほど減らし、赤字脱却を目指す。
東武鉄道浅草駅ビルに入る松屋浅草店は、4〜7階で扱っていた婦人服の一部や紳士服、呉服、宝飾、家庭用品の各売り場や催事場を2月末で廃止した。残る7階のレストラン街や屋上遊園も5月末で閉め、面積は従来の約1万9000平方メートルの約4割の約7400平方メートルに縮小する。
商品調達や販促などの組織の本店への集約もあり、浅草店の社員数は08年度末(99人)の約4分の1に削減。08年度に約134億円の売上高は6〜7割減る見込みだが、賃料や人件費も減らすほか11年春に1階の食品売り場を改装してこ入れし、11年度の単店舗黒字化にめどを付ける。
高島屋は立川店(東京都立川市)の営業時間の短縮に踏み切った。2月から閉店時刻を30分繰り上げ午後7時にした。泉北店(堺市)でも3月から4階と5階の閉店時間を1時間繰り上げ午後6時半にした。売り上げ減が続いており、光熱費などランニングコストの圧縮を継続する。
都心の旗艦店を補佐する役割のこうした中小店は、食品や低単価の衣料などを中心に品ぞろえするが収益性が低く、改装も後回しにされがちだ。賃料などの負担が重い都心の中小店では閉鎖が相次いでいる。近郊に位置する中小店もどこまで効率的な運営を徹底できるかが、存続のカギを握ることになりそうだ。












