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規格外野菜、通販伸びる、相場高騰で割安感強く。

2010年08月30日 / 日経MJ(流通新聞) このエントリーをはてなブックマークに追加

 曲がったキュウリや小ぶりのジャガイモといった「規格外作物」の通信販売が好調だ。猛暑で野菜や果物の高値が続く中、割安感のある規格外品に注目が集まっている。外出を控えたい消費者や高齢者には自宅まで商品を届けてくれることも魅力のようだ。天候不順で規格外品は増えており、供給側も販売に力を入れている。
 
 野菜や果物の通信販売を手掛けるオイシックス(東京・品川)は先の曲がったキュウリなどを「ふぞろい野菜」として扱っている。価格は小さめのニンジンが3本で 100円など割安だ。今月12~18日のふぞろい野菜の販売数量は前年同期比で4割増加した。

 同社の定期購入サービスの7月の新規入会者数は前年同月比30%増。「猛暑で外を出歩くのを避けたい消費者が加入したようだ」(同社)。野菜価格の上昇も加わり、販売数量が伸びた。

 青果物は大きさや形状で決められた規格に従って市場に出荷される。出荷用の段ボール箱は規格に沿って作られる。規格に合わない作物は正規の流通ルートには乗りにくい。

 全国1千戸の農家と直接取引する同社は、利用者の注文に応じて箱詰めするため、形状や大きさがふぞろいでも販売しやすい。生産者は廃棄していた規格外作物が販売できれば収入増のメリットになる。

 食品宅配会社、らでぃっしゅぼーや(東京・港)は千葉県の自社農園で栽培した規格よりも小さいジャガイモの通信販売を、5月末から手掛けている。同社のジャガイモの規格は1個当たり60~250グラム。ただ今年は春先の低温などで小さいものが多く、60グラム以下でも販売することにした。

 60グラム以下の価格は1キロ130円などで、重量換算では規格内の商品より6割ほど安い。規格外ミニトマトも7月から販売し、7月の野菜の販売数量は4月比で84%増えた。

 同社は「今後設ける予定の九州などの自社農園でも規格外野菜を販売していきたい」と話す。

 関東信越の8生協が加盟するコープネット事業連合(さいたま市)は、JA全農長野と連携し、通常より小さいものや表面に傷のあるブドウやリンゴ、ナシなど規格外果実の通信販売を今月から始めた。2品目以上を組み合わせ、1セットは500円。8月末から10月にかけて1週間で2670セットを販売する。食味は通常品と同じとあって今週配達分はすでに完売した。

 春先の低温や日照不足で今年は規格外品が例年より多かったため、今年初めて企画した。

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