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ファミマ、店舗分類「時間」「商品」で、発注量など、提案の精度向上。

2010年08月25日 / 日経MJ(流通新聞) このエントリーをはてなブックマークに追加

「昼間/昼食主力型」など9種

 ファミリーマートは商品の売れ方と時間帯別の客数をもとにした店舗の新しい分類方法を9月に導入する。「昼間/昼食主力型」など9つに分け、陳列スペースの配分や発注量を加盟店に提案する。立地環境にもとづく従来の分類と組み合わせることで、提案の精度を高める考えだ。コンビニエンスストアの市場は飽和感が強まっており、既存店のテコ入れにつなげる。

 新しい店舗分類は、あるネットワークを類似点が多い部分集合に切り分けるクラスタリングと呼ばれる分析方法を使った。

 9つの分類のうち「昼間/昼食主力型」は昼間の売り上げ構成比が高く、特に弁当など昼食向け商品へのニーズが大きい店舗を指す。「早朝/たばこ・出勤準備型」は会社員が朝の出勤途中に寄るケースが多い。

 加盟店は9月から新しい店舗分類にもとづく売り場づくりに取り組む。それぞれの店舗の類型と特性を示した分析シートをもとに、秋冬、春夏の半年ごとに更新していく。

 分析シートは「弁当・調理めん・おかず」「日用雑貨・加工品」など商品分類ごとの売り上げ数値について、同じ類型や近隣の店舗との比較データを記載。標準的な店舗で33台置かれている陳列棚への商品の割り当て変更や仕入れ数量の増減などを提案する。具体的な配置を示した店舗マップも入れる。

 ファミマは従来、店舗を「住宅地」「オフィス街」「駅前」「行楽地」など9つの立地に分け、POS(販売時点情報管理)データとつきあわせながら、品ぞろえの見直しや新規出店に活用してきた。

 ただ、同じ駅前でもベッドタウンとオフィス街の最寄り店では消費者の利用の仕方が異なったり、開業後の販売動向が事前の想定とズレたりするなど課題を抱えていた。

 コンビニ市場に飽和感が強まっていることを背景に、ファミマは昨年から既存店テコ入れ策の一環として新たな類型の具体化に着手。2010年度の下期に向けてデータを整理してきた。

 類型化の指標に商品の販売動向と時間帯別客数を加え、新しい角度から店舗の特性を明示することで、加盟店の売り場づくりや商品の発注精度の向上に役立てる。

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