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カード対応、持ち歩ける決済端末、サクサ、FOMA回線使用、OSにウィンドウズ。

2010年07月27日 / 日経産業新聞 このエントリーをはてなブックマークに追加

OSにウィンドウズ採用

 オフィス電話大手、サクサホールディングス傘下のサクサ(東京・港、越川雅生社長)は、クレジットカードやICカードの読み取り機能を搭載した携帯型の決済端末を発売する。携帯電話回線を用いた通信機能を内蔵し、固定電話回線などの配線工事をしなくても持ち歩いて使えるのが特徴。小売・流通業を中心に初年度5千台を販売し、4億円の売上高を目指す。

 近く発売する「RT3000」は、タッチパネル方式の2・7型カラー液晶を搭載。磁気カードの読み取りに加え、接触・非接触ICカードの読み書きが可能。クレジットカードやプリペイドカードによる決済のほか、ポイントカードの管理など幅広い用途に使える。

 NTTドコモの携帯回線に対応した富士通製の通信モジュール「FOMA UM02―F」を内蔵し、出先でも移動しながら使える。百貨店やショールームなど広い店舗ではレジに移動せずに済む。タクシーなどの移動車両に搭載しての利用も見込む。簡易プリンターを搭載し、決済伝票などもその場で印刷できる。

 端末の基本ソフト(OS)には米マイクロソフトの「ウィンドウズCE」を採用。専用OSではなく、社内システムで利用実績の多いウィンドウズベースとすることで、端末で動かすソフトを利用企業が開発しやすくした。必要に応じてソフト開発やクレジットカード会社との接続などもサクサが請け負う。

 価格は導入規模によるが、磁気カードだけに対応した端末であれば1台当たり10万円以下で提供できる見通し。携帯回線の利用にはドコモとの契約が別途必要で、基本料が月額840円から。契約回線数と契約年数に応じて最大50%の割引を受けられる。

 ドコモの第2世代のパケット通信サービス「DoPa(ドゥーパ)」に対応した決済端末は従来もあったが、ドゥーパは2012年3月末でサービスが終了する。サクサは第3世代「FOMA」への乗り換え需要が今後進むとみて今回の新端末を投入した。


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