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墨田の47商店街、「スイカ」「パスモ」一斉導入、独自ポイント付与。

2010年06月29日 / 日本経済新聞 地方経済面 このエントリーをはてなブックマークに追加

10月に200店 ツリー開業にらむ

 東京都墨田区内の47商店街にある約200店が10月、鉄道系の電子マネーを利用できるようにする。地域独自のポイント制度も導入する。同区では2012年春に東京スカイツリーが開業する。観光客の大幅増が見込まれるため、買い物しやすい仕組みを整え、これを取り込むねらい。自治体全域の商店街が一斉に鉄道系の電子マネーを使えるようにするのは珍しいという。

 墨田区商店街連合会が事業主体となり、東日本旅客鉄道(JR東日本)の「Suica」や私鉄系の「PASMO」を利用できる決済端末を各店舗に設置する。クレジットカード決済にも対応する。同連合会には47商店街の約1200店が加盟しているが、当面約200店で使えるようにする。

 10年度の導入費用は約1億2千万円で、東京都と墨田区の補助金で8割分を賄う。2割分は商店街側が自己負担で、決済端末を置く店舗は月額2980円の利用料と、売上高の1%分を区商店街連合会に支払う。

 スカイツリーの開業初年度の来場者は540万人を予想。電車やバスなどの公共交通機関を利用する人が多いとみられる。区内の商店街の店舗数が約20年前に比べて半減する中、鉄道系ICカード決済に地域全体で対応することで「スカイツリー目当てで区内を訪れた観光客が買い物をしやすくなる」(区商店街連合会)という。

 ICカード決済の導入に合わせて、新たなポイントカード制度も導入する。「Suica」「PASMO」で買い物をすると、100円につき1ポイントを付与。ICカード決済を利用できる店舗ならば、どの店舗でもポイントを使えるのが特徴。現金で支払っても、ICカードを提示すればポイントを得られる。

 区商店街連合会はポイントカード制度の普及を促すため、清掃などのボランティア活動に参加した人にポイントを付与する仕組みも計画中。商店街の地域活動とポイントカード制度を連動させることで、地元消費者がポイントカードを利用するきっかけづくりにする。

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