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第2部eリテール特集――店舗の効率運営POSが後押し、多機能化、関連機器が充実。

2010年03月08日 / 日経MJ(流通新聞) 第2部 このエントリーをはてなブックマークに追加

電子マネー対応 お薦め提案

 POS本体が伸び悩む中、関連機器が続々と登場してきた。電子マネー対応を検討する店舗向けに、場所をとらない電子マネー決済機を投入するのがNECだ。

 名称は「マルチサービスターミナル」。本体は幅約13センチ、奥行き26センチと小型で、Edy(エディ)など最大8種類の電子マネーを読み取る。3・5型のカラー液晶タッチパネルを搭載し、広告や使い方の案内表示もできる。「おサイフケータイ」にも対応し、携帯電話をかざすとクーポン券などを携帯に送れる。2013年3月末までに約5万台の販売を目指すという。

 三菱電機は酒販店に向け、POSと連携して顧客別にお薦め商品を提案しやすくするシステム「酒Do楽2010」を発売した。会計の際に顧客のポイントカードを読み込めば、端末の液晶に、その客に対する販売履歴を表示する。客の好みの商品を薦めたり、「去年の秋に買った酒がまた欲しい」といった注文にも対応できる。年間で700セットの販売を目指す。

 外部機器の設置を見越し、POS端末本体の省スペース化も進む。シャープは1月、15型液晶ディスプレー搭載で幅約26センチ、奥行き42センチという端末「RZ―A430」を発売した。最大手の東芝テックは、幅、奥行きとも27センチ前後と業界最小クラスの端末「QT―10」を発売。タッチ液晶は12型、15型を用意し、客側と従業員側の2面にパネルを設置できる。

 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)によると、09年度のPOS端末の出荷台数見通しは08年度実績に比べて約10%減の11万6000台。今後3年程度はほぼ横ばいで推移する見通しだ。旧機種の更新が多かった06〜07年の反動もあるが、景気低迷で小売りや外食各社は経費削減を徹底していることから、大幅な需要回復は見込めなさそう。周辺機器の充実が、市場を下支えすることになりそうだ。

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