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第2部eリテール特集――ケータイ駆使消費者動かせ、ICカードリーダー。
スタンプカード代わり 来店頻度に応じ顧客に働きかけ
来店数に応じて特典がもらえるスタンプカード。チェーン店などではポイントカードの電子化が進んでいるが、中小の店舗ではいまだに紙のカードを使っているところも多い。だがこれを携帯電話を利用したシステムに変えることで、来店頻度などを分析する強力な販促ツールに変化する。
NECモバイリングは昨年12月から、携帯電話を活用したポイントカードシステム「タッチサラダ」の販売を始めた。ICカードリーダーを使い、来店時に携帯電話をかざすだけでポイントがたまるようになる。紙や磁気カードによるポイントカードを発行している店舗などに導入を働き掛けるという。
こうしたシステムを導入すると、単にスタンプカードを電子化できるだけでなく、蓄積された来店情報を販促に生かすことができる。利用者ごとの来店回数や日時が記録されるので、例えば「平日に週3回以上来店するお客さん」など、対象を絞り込んで販促することができる。逆に来店頻度が低い客に向けて電子メールで来客を促すなどの利用もできる。負担も初期費用4万2000円、月額利用料は1000ユーザーまで2万1000円と、町の店舗でも導入しやすいよう抑えた。
セイコーインスツル(SII)も昨年10月、中小企業や飲食店向けのシステムの販売を始めた。紙の会員証やポイントカードに代わる販促手段として企業の導入を見込んでいる。
消費者の財布のひもが固くなる中、単なる来店ポイントによる特典付与から、消費者の行動に応じたきめ細やかな販促が必要になってきている。携帯を利用して消費者一人ひとりに直接語りかけることは今後、さらに重みを増すだろう。
【図・写真】スタンプカードの代わりに携帯電話でポイントを集める












