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「ワオン」が「ナナコ」抜く、電子マネー決済件数、1月、提携戦略が奏功。

2010年02月24日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

イオン「ワオン」がセブン&アイ「ナナコ」抜く

 イオンの電子マネー「ワオン」が1月の月間決済件数で主要6電子マネー(前払い式)のなかで初の首位になった。セブン&アイ・ホールディングスの「ナナコ」が2007年6月以来、首位を維持してきたが同じ流通系のワオンが抜いた。ポイント政策やグループ外企業との提携を進めたことが奏功したようだ。

 ワオンは08年後半から利用件数を伸ばし、前年同月比2倍超のペースで推移。今年1月は前年比2・5倍の3290万件と、ナナコの3200万件を抜いて1位になった。月間決済件数で3000万件を突破したのは09年12月に続き、2カ月連続。

 ナナコは07年6月に「エディ」を抜いて以来、首位を保っていた。

 ワオンの決済件数拡大の背景には拠点数の増加がある。ワオンはスーパーの「ジャスコ」「サティ」などに加えて、グループ外の吉野家や日本マクドナルドなど利用拠点を外食産業などにも拡大している。09年12月下旬からは大阪・難波の商店街など地方の店舗も増やしている。

 「ワオン利用でポイント倍増」などといったポイント戦略もスーパー利用の多い主婦層のワオン加入を促した。

 ワオンとナナコは07年4月から電子マネーサービスを開始。10年1月末現在、ワオンの利用拠点数4万7000カ所に対し、ナナコはグループの「セブンイレブン」を中心に2万7743カ所にとどまっている。

 決済件数で3番手だったのは東日本旅客鉄道(JR東日本)の「スイカ」で前年比22%増の2855万件、次いでビットワレット(東京・品川)の「エディ」が13%増の2600万件だった。

 1月総決済件数は38%増の1億3304万件で、ワオンとナナコを合わせた流通系2電子マネーの割合は総決済件数のほぼ半数を占めた。

 主要6電子マネーの総発行枚数は24%増の1億2551万枚だった。

【表】ワオンとナナコの主な特徴      

ワオン   名 称   ナナコ

イオン   運営会社   セブン&アイ・ホールディングス

2007年4月   サービス開始時期   2007年4月

3290万件   決済件数   3200万件

1300万枚   発行枚数     955万枚

4万7000カ所   利用拠点数   2万7743カ所

ジャスコ、ファミリーマート、日本マクドナルド   主な利用拠点   セブンイレブン、デニーズ、ヤマト運輸

個人情報登録なしでも利用可能   利用条件など   氏名など登録必要

(注)2010年1月末現在      

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