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電子マネー決済、流通系、強さ発揮、「ワオン」「ナナコ」が好調。
電子マネーの利用が広がり、決済金額の合計が2009年に初めて1兆円を超えた。主要6規格の中で決済の金額、件数とも首位を押さえたのは流通系の電子マネー。市場拡大と並行して消費者にどの電子マネーを選んでもらうのか、各社の競争が一段と熱を帯びそうだ。(1面参照)
日本経済新聞社の推計では、09年の決済金額トップは「ワオン」。約4800億円と3倍になり、全体の4割を占めた。イオンが運営しており、グループにジャスコなどのスーパーを抱える強みを見せた。2位は「ナナコ」だった。
一方、決済件数の最多はナナコで前の年比12%増の3億8350万件だった。ナナコはセブン&アイ・ホールディングス傘下の「セブンイレブン」1万2600店で使えるほか、ヤマト運輸などでも利用可能。2位は「スイカ」で22%増の3億2701万件だった。
電子マネーを運営する各社は、消費者に魅力をアピールするためポイント付与率を高めたり、利用先をさらに広げたりするなど使い勝手の改善に力を入れている。
【表】2009年の主要電子マネー(前払い式)の状況
名称 運営主体 総決済件数(件) 累計発行枚数(枚)
ナナコ セブン&アイ 3億8350万(12%) 942万(34%)
ワオン イオン 2億7230万(2.8倍) 1250万(84%)
スイカ JR東日本 3億2701万(22%) 2815万(16%)
パスモ 関東の私鉄・バスなど 1億3657万(70%) 1401万(27%)
イコカ JR西日本 1330万(54%) 507万(19%)
エディ ビットワレット 2億9900万(5%) 5450万(21%)
合計 14億3168万(32%) 1億2365万(25%)
(注)枚数は12月末時点。カッコ内は1年前と比べた増加率。決済は鉄道・バス利用を除く












