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コンビニ売上高1.1%増、昨年度本社調査、伸び、過去2番目の低さ。

2010年07月28日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

大手、今年度は閉鎖店増

 日本経済新聞社がまとめた2009年度コンビニエンスストア調査で、国内売上高(店舗ベース)の伸び率が1978年の調査開始以来、2番目に低い1・1%に落ち込んだ。消費不況の中、店舗数は2・1%増え、市場の飽和感が一段と強まっている。10年度は大手4社の閉鎖店舗数が約1500店と3年ぶりに増える見通し。各社は店舗の改廃を加速して収益改善を急ぐ。(詳細を28日付日経MJに)

 調査は国内でコンビニエンスストアチェーンを運営する65社を対象に5〜7月に実施。48社から有効回答を得た。08年度からの伸び率などは、比較可能な企業を対象に算出した。

 店舗数は1075店増の4万6069店で、全店の売上高の合計は8兆3186億円となった。伸び率の1・1%は過去最低だった06年度に次ぐ低さ。たばこ自動販売機用成人識別ICカード「taspo(タスポ)」が導入された08年度は7・3%増だったが、09年度は06、07年度と同じ1%台へ再び落ち込み、市場の頭打ち傾向を裏付けた。

 消費者の節約志向を背景に、同業他社だけでなく、スーパーや外食チェーンとも価格競争が激化。09年度の1人当たり購入額である客単価は、前の年度より25円少ない505円と過去10年で最低。1日の来店客数は1店当たり1025人で0・6%減った。1店当たりの1日の平均売上高(日販)は2・4%減の48万7千円だった。

 新規出店数は不況による家賃の下落などを反映して8・6%増となり、2年連続で増えた。一方で閉鎖店舗数は12・9%減だった。全体の店舗数が4万5千店を超えるのは初めて。

 コンビニの経営環境について答えた27社のうち20社が「悪くなった」と回答。複数回答で理由を聞いたところ「都市部のコンビニ店舗数が過剰」「コンビニの出店増の影響」を挙げた企業がそれぞれ13社と最多だった。

 これを受けて10年度は不採算店の閉鎖や立地移転を進めながら、店舗網の拡大ペースを抑制するチェーンが目立つ。セブン―イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスの上位4社の新規出店数は、ファミマへの転換を計画する旧エーエム・ピーエム・ジャパンの350店を除くと、2320店と3・5%減る。

 閉鎖店舗数は7・8%増の1540店となる見通し。最大手のセブンイレブンは09年度に続き過去最多となる1000店を出店する一方で、650店を閉める計画だ。

【表】コンビニ全店舗売上高ランキング      

〓〓   2009年度、カッコ内は前年度比増減率%、▲はマイナス   〓〓

社  名   売上高〓(億円)   期 末店舗数

セブン−イレブン・ジャパン   27,849〓(0.8)   12,753〓(3.7)

ローソン   16,661〓(6.9)   9,625〓(1.0)

ファミリーマート   12,737〓(2.2)   7,158〓(3.9)

サークルKサンクス   8,521〓(▲4.3)   4,958〓(0.4)

ミニストップ   3,004〓(▲0.8)   1,834〓(3.5)

デイリーヤマザキ   2,143〓(▲0.1)   1,564〓(▲0.5)

セイコーマート   1,659〓(3.9)   1,068〓(2.7)

エーエム・ピーエム・ジャパン(現ファミリーマート)   1,399〓(▲7.7)   863〓(▲0.8)

スリーエフ   1,062〓(▲5.5)   646〓(▲0.6)

ポプラ   949〓(▲9.4)   705〓(0.6)

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