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車用品大手、新興国で攻勢、イエローハット→中東、オートバックス→中国。

2010年03月10日 / 日本経済新聞 朝刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

多店舗展開、早期進出で布石

 カー用品店大手が相次ぎ新興国市場に参入する。イエローハットはサウジアラビアにフランチャイズチェーン(FC)店を開業、クウェートへの出店も計画する。最大手のオートバックスセブンは中国に直営店を開き、FC展開に向け運営ノウハウを蓄積する。自動車需要が旺盛な新興国ではカー用品市場も拡大する見通し。早期の進出で多店舗展開に布石を打つ。

 イエローハットはサウジの自動車販売店とFC契約し、首都リヤドに2店舗を開いた。中東地域での出店は、2008年に2店舗を開いたアラブ首長国連邦(UAE)に続く2カ国目。リヤドの店舗は売り場面積が480〜580平方メートルで、日本製のほか、比較的価格が低い中国や台湾製のカー用品を販売する。

 同社は中国で12店、台湾で4店を展開。東アジアに加え、新車販売の成長が期待できる中東諸国にも出店し、収益源を広げる。富裕層の多いクウェートでも出店に備え物件やFC加盟主を募る。

 オートバックスは中国で初の直営店を上海に開いた。上海市北部の住宅街に位置し、売り場面積490平方メートル。タイヤやオイル、フロアマットなど約3000種類のカー用品を扱う。初年度に500万元(約6500万円)の販売を目指す。

 FC展開に向けた実験店舗と位置付け、本部直轄で現地需要に応じた商品構成や接客サービスを検証する。新車需要の旺盛な中国では、今後数年のうちにカー用品や保守点検サービスなどの需要が膨らむ見通し。早期に事業基盤を整え、将来の本格展開に備える。

 日本の新車販売台数は09年に前の年比9・3%減の460万9182台で5年連続のマイナス。1978年以来31年ぶりに500万台を割り込んだ。対照的に中国は09年に46・2%増の1364万台と、米国を抜き初めて世界首位となった。

 米調査会社CSMワールドワイドの予測によると、日本と韓国は16年に新車販売が合計で約600万台にとどまるが、中国は1866万台に拡大。アフリカを含む中東諸国は09年の202万台から16年に324万台まで増える。


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