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ワールド、FC店展開、来期末までに30店、地方の需要開拓。
アパレル大手のワールドは3月からフランチャイズチェーン(FC)店の展開に乗り出す。地方スーパーなどの加盟企業を募り、2013年3月期末までに30店以上を出店する計画。ワールドは都市部のショッピングセンター(SC)などを中心に直営店を運営してきたが、衣料品販売の伸び悩みに直面している。出店コストを大きく抑えられるFCを初めて採用し、手薄だった地方の需要を開拓する。
FC展開するのはSC向けブランドの「シューラルー」。昨年12月に岡山県が地盤のスーパーの天満屋ストア、今年1月には北陸地方で展開するヤスサキ(福井市)とFC契約を結んだ。3月に天満屋ストアが運営する「ハピーズ」にある岡山市内の2店舗をFC店に切り替える。同月中旬には、福井市内のヤスサキの店舗に出店する。
FC加盟企業の募集や店舗の運営指導などは、全額出資子会社のワールドフランチャイズシステムズ(東京・港)が担当する。FC展開の場合、人件費や運営費などの負担がなくなり、出店費用を大幅に削減できるメリットがある。ワールドは加盟企業に衣料品などを卸販売する一方で、収益の一定比率を受け取る。今回のFC展開でシューラルーの売り上げを3割近く増やす計画だ。
シューラルーは衣料品のほかに雑貨なども扱うブランドで、現在、全国に130店舗を構える。立地に応じて商品構成を機動的に変更しやすく、FC展開を通じて新たに地方の需要を掘り起こすことができると判断した。衣料品の販売ノウハウが乏しい地方スーパーにとっては、ワールドのブランド力をテコに売上拡大につなげられるという。
ワールドは婦人服ブランド「アンタイトル」「インディヴィ」など約100ブランドを手掛けているが、FC展開するのはシューラルーが初めて。大手アパレルがFC展開に乗り出すのは異例で、直営店と異なる低コストの販売ルート構築を通じて地方顧客の開拓を進める動きが広がる可能性もある。
ワールドはアパレル業界最大手で、11年3月期の連結売上高は3055億円。













