まち・みせ観察記【岡本 克行氏】
まち・みせ観察記45【第12回アジア小売業者大会 北京大会 フォト・レポート】
9月6日から10日まで、第12回アジア小売業者大会・北京大会が中国・北京の国際会議センターほかで開催された。参加者数は約3000人で、日本からの参加も1000名を超えた。8日から10日までは国際会議センターで展示会も行われ、中国や日系の流通企業がブースを設けたほか、中国各地の商業団体や食品・消費材、システムの展示も行われた。
大会の主催はアジア小売業協会連合会(FARA)と中国商業連合会(CGCC)。なお、今回の会議で、組織の名称がアジア太平洋小売業協会連合会となり、大会名も次回からアジア太平洋小売業者大会と変更されることになった。
FARAの加盟国はインド、インドネシア、オーストラリア、韓国、シンガポール、タイ、台湾、トルコ、ニュージーランド、フィージー、フィリピン、ブルネイ、香港、マレーシア、モンゴル、日本、中国。今回は中国と日本から各1000名を超える参加があった。メインテーマは「革新と協力」。本大会は2年毎に各加盟国で開催されているが、主要国を一巡し、次回は2007年10月に東京での第13回大会の開催が決定されている。
9月5日(月)は、大会への登録受け付けと歓迎レセプションが、北京国際会議センターで行われた。レセプションは、立食形式で、ステージでセレモニーやアトラクションが繰り広げられた。


9月6日(火)午前9時より人民大会堂で開会式とキーノートセッションが行われた。開会式には中国国務院の呉儀副総理、王岐山北京市人民政府市長らの挨拶に続き、大会の創設者という立場で、イオンの岡田卓也名誉会長相談役がスピーチを行った。壇上の呉儀副総理が壇上から去る際に、岡田名誉会長相談役に握手を求める一幕もあった。キーノートセッションでは、メトロCEOの講演や、各国からの報告が行われた。昼食会は人民大会堂内の大宴会庁で行われた。
午後からは会場を北京国際会議センターに移し、ワークショップが行われた。日本からセブン&アイHDの鈴木代表はじめ、オンワード樫山、ライフコーポレーション、東武百貨店の各幹部らの講演が行われた。平行して行われたセッションではITやCRMなどがテーマに取り上げられていた。


19時から(実際に始まったのは20時前)からは、北京中華民族園という屋外型のミュージアムの特設ステージで、歓迎のキャンプファイヤーが行われた。中国商業連合会の姜明副会長の挨拶の後、中国各地の少数民族の舞踊が舞台で繰り広げられた。

9月7日(水)も引き続きワークショップが行われ、午後からは三越の中村会長、ユニーの佐々木社長、伊勢丹の武藤社長、イオンの常盤取締役会議長の講演が続いた。平行して中国国内の各地の商業施設の開発動向や企業誘致に関するセッションも行われた。夕刻には隣接するクラウンプラザパークビューホテルで、日本小売業協会主催の歓迎夕食会が催され、多くの日本からの参加者で会場が賑わった。中国側からも大会の幹部が列席し、代表して中国商務部商業改革発展司の邸建凱司長が挨拶を行った。


9月8日(木)の午前中は講演がなく、中国国際展覧中心での開会式と展示会見学にあてられた。「中国流通業博覧会」ということで、展示会にも力を入れており、主催単位は中国商務部。展示ホール1号館の1・2階、7号館を使い、流通企業や各地域単位でのブースや、食品・消費材、服飾、産品やシステムの展示も一部でみられた(富士通、Retek、JDAなど)。不動産のPR、商業施設誘致のブースも目立った。隣接して文房具とアーバンセキュリティーの展示も行われていた。




午後からは会議センターに戻り、講演が行われたのち、閉会式が引き続き行われた。そこでは、会期中の映像記録が流され、最後に閉会の挨拶が行われた。
夜には、感謝パーティーが、会議場向かいのオリンピック体育センターで、着席のディナー・ショースタイルで行われた。京劇や雑技、マジックなどが行われ、終盤に大会旗の中国から日本への引渡し式「主催者交代セレモニー」が行われた。協会関係者も壇上に上がり、横断幕を掲げ次回東京への参加を呼びかけ、大会を締めくくった。



(日本経済新聞社・総合事業部 帰山健一記)











